石鎚山・東稜/登山
土小屋〜東稜〜南尖峰〜天狗岳〜弥山〜二の鎖〜土小屋
初の四国行き。雨を予想していたらやっぱり雨になった。
■往路交通 別府〜国道197号〜国道九四フェリー〜三崎〜大洲道路〜松山道〜国道33号
〜国道494号〜石鎚スカイライン〜土小屋
■山域 石鎚山
■メンバー 単独
■天候 小雨後雨
6/2 佐賀関11:00発、国道九四フェリーで四国に向かう。これは早過ぎた。石鎚で車中泊す
るなら2〜3時間後の便でいい。
15:32 石鎚スカイラインゲート手前の駐車場。土小屋まで30分の距離だ。
7:00に通行可能なら、駐車場で車中泊して朝上に向かっても遅くは無い。
16:20 土小屋のロータリーを通り越して行き止まりにある駐車場。今晩はここで1泊する。紙
付きのトイレ完備。水道もあって生活には困らないが、オートキャンプ、テント禁止ときた。
しょうがないので車の後ろ座席をフルフラットにし、邪魔な垂直座面を部品外して水平にしたら何
と190cmのフラットスペースが出来上がってしまった。あぐらをかいたら天井に頭つかえず、2
人用のテントくらいのスペースがある。早速大洲のスーパーで仕入れた惣菜で一人宴会。
6/3 就寝中に雨が天井をたたく音。登山口直近の土小屋第一駐車場に移動。
6:14 出発。長袖下着の上に雨具、スパッツも装着。典型的な中高年オヤジスタイル。
土小屋のロータリー。周辺は駐禁。
6:18 登山口。
6:41 熊笹と亜高山性植物のツガが出てくる。まるで奥秩父の景色だ。
7:04 東稜の分岐に到着。ここから左に入る。表示類は無い。気が付かなければ通りすぎてし
まう。
分岐を入ってすぐの踏み跡。この後胸突き八丁。
笹を掻き分けて稜通しを進む。笹がちぎれているのでルートはわかりやすい。
7:31 ここは?
7:35 矢筈岩の基部に到着。岩塔の間の"笹滝"を登る。
笹滝の登り、足場がしっかりしているので雨でも全然問題無い。北鎌沢の登りを思い出してしま
った。
振り返るとこんな感じだ。
7:41 笹滝を過ぎると岩が立ちふさがる。適当に登れそうなところを超えて行く。木がいいホー
ルドになる。
岩とアケボノ。
7:51 これがナイフエッジか?
と思ったら左を巻いてしまった。後ろは先ほど越えた岩塔。
順番からしてそろそろ南尖峰のはずだが。
また上に岩が立ちふさがる。木の根や岩をつかんでぐいぐい登る。実はこれが南尖峰の取り付
きだった。
右のクラックを木に向かって直上、その後左上する。ほんの数mだがV位の岩登りになる。自分
の岩のセンスからすると、ルートはここしか無い。
1段上がって右に抜ければ頂上。
8:05 南尖峰の頂上、左から巻き道?が合流。大砲岩、墓場尾根に至る踏み跡か。
あとは天狗に向かって縦走するだけ。左手からゴーゴーと音を立てて雨混じりの風が吹きすさん
で寒い。
ここも巻いている。ナイフエッジはどこ?
?な岩峰。
どこかで見たようなシルエット、天狗岳か?
縦走路の振り返り。
岩峰上に何やら人工物が。
8:18 天狗の頂上でした。
さらに弥山へ縦走。
北壁側は切れている。
トラロープと鎖のある岩。
8:29 岩を乗り越えるといきなり立派な社務所が出てびっくり。
頂上山荘で1杯400円のコーヒーをいただく。
8:42 5℃、寒い。下山開始。
8:57 2の鎖の下り口。
2の鎖中間地点。岩にホールドもスタンスもないので鎖つかんでの腕力勝負である。鎖は大きす
ぎてつかみにくいし、手油でぬるぬるしている。いければ右のヤブを降りた方が楽。いらんところ
にわざわざ鎖かけたって感じだ。
廃屋のような2の鎖小屋。
9:11 成就と土小屋の分岐、ここから早駆け。
10:01 登山口に戻った。
10:04 終了。ザーザー降りの1日であった。時間早すぎ。
雨で通行止めになるといやなので長居は無用。下の駐車場でゆっくり残飯、荷物整理でもしよ
う。
石鎚スカイラインのゲートから八幡浜まで3時間強、17:30便のフェリーには早すぎて1番のりで
あった。
後記
2000mに近い標高で奥秩父の雰囲気が漂う。東稜はよく歩かれているようで踏み跡はしっかり
していた。赤布、ロープ、鎖は一切ない。稜線は岩が露出していてプチ北アルプスといった感じ。
下りの2の鎖は肝試しなところがあって普通の鎖場より降りにくい。登山道は整備が行き届いて
ランニング可能。時間の組み立てが悪く、ネットで予約済みのフェリーは行きも帰りも待ちばかり
でうんざりした。所要3時間50分のミニ登山であった。
DATA
山域 |
石鎚国定公園 |
所在地 |
愛媛県 |
日時 |
6月3日 |
メンバー |
単独 |
主要装備 |
シリオ登山靴、20Lザック、0.6L水筒、カッパ上下 |
天候 |
小雨後雨 |
コース |
土小屋―東稜分岐―東稜−天狗岳―弥山社務所―2の鎖―土小屋 |
コース概要)
紫:アプローチ往復
青:東稜上り
赤:登山道下り
トラッキングは手書き
東稜ルート概略
【道路1】
カーナビ推奨で地図上最短ルート。R379、R380が1車線区間長く2度と走る気がしない。
三崎−(国道197)−八幡浜−(国道197)−大洲−(国道56)−内子−(国道379)−(国道3
80)−(国道33)−(国道494)−(石鎚スカイライン)−土小屋
【道路2】
改善案。2車線の国道33を使う。少し長くなるが松山道で時間短縮する。
三崎−(国道197)−八幡浜−(国道197)−大洲IC−(松山道)−松山IC−(国道33)−(国
道494)−(石鎚スカイライン)−土小屋
松山道は大洲〜松山間 1250円 有料がいやなら国道。
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