ホームへ
無雪期登山 2007年9月1日日
祖母・センスジ谷/沢登り
尾平〜センスジ谷〜縦走路〜尾平越え〜尾平トンネル

200Mのナメが有名な祖母・センスジ谷へ。台風五号のつめ跡に唖然。

■往路交通 別府〜大分自動車道大分IC〜大分自動 道米良IC〜国道10号〜国道326号〜 国道502号〜緒方町〜県道7号〜尾平
■山域    祖母傾山
■メンバー  単独
■天候    薄曇り


7:22 尾平の有料駐車場発。朝出遅れたので、いつもの待避所は車で埋まっていた。どんより した天気だが、午前中はもちそうだ。


7:40 宮原に向かう吊り橋をくぐった先の、狭い沢から入渓。


7:47 沢に入ると上を林道の橋が横切る事になっているが、落っこちていた。 


この橋の上で林道が横切っているので一旦上がり、再度沢に入りなおす。ここまでの沢は狭くて 薄暗くて陰気な感じ。


少し行くと花崗岩の廊下になる。少し明るい感じに。


7:54 廊下をたどると突然20Mのスラブ滝が見える。


この滝はつるつるに磨かれていいて取り付きようが無い。左右のどちらも高巻けそうだが右を選 ぶ。この高巻きは急。


高巻き。


8:11 2つの滝を高巻いて、降りたところから始まるトユ状の小滝と廊下。


足がかろうじて入る流水溝が続く。


釜に入り、水線を微妙なフリクションで登る。


振り返るとこんな感じ。


8:19 顕著な二股。水量比で右を取る。どちらにも赤布?があるがこれは工事関係者がつけた もので(国土〜と書いてある)登山のものとは関係が無い。


右に入ると斜め廊下になる。


8:25 もの凄い倒木の山に行く手をふさがれる。


右手の斜面が崩落していた。


崩落地帯は200Mくらい続くので沢の右岸の段丘を使ってクリアーする。振り返り。


倒木地帯を抜けると長大なナメが始まる。


ナメの振り返り。


8:33 再び顕著な二股。規模は同じ。水量の多い右が本流。


岩床にコケが多くなってきた。


8:39 斜め滝。滑るがつかまる岩が無く落ち口は怖い。


登りきって一段上がり下を見る。


8:42 またまた顕著な二股。ここは重要地点だ。水量の多い右が本流だが記録にあるのは左 股。右股は難しいらしい。ならば右に行く。


右股に入ると階段状の滝が連続する。


8:52 この滝は70度14Mくらいだが、ホールド、スタンスがぬめって難しい。水流の右を登る。


落ち口から下見るとこんな感じ。


ヤブの茂るガリーとなる。


上が開けて水流消える。不安定な岩の積み重なり。


チョックストンが詰まるゴルジュ


9:02 ゴルジュにかかる前傾した涸滝。ここはバックアンドフットやチョックストンを足場にかろう じて抜ける。パーティーなら当然ザイルを使うところ。


9:35 登りきったところで一枚。本日一番の難しい一本だった。この上にもう一本難しい涸滝が ある。


10:08 沢は枯葉の詰まった泥沢になるので右手の尾根に上がる。藪は薄い。


稜線間際でスズ竹のヤブに突っ込む。獣道が錯綜しているので使わせてもらう。


10:18 5分ほどヤブを掻き分けると縦走路に出た。


10:33 尾平越えに到着。ノンビリと昼飯の残りを食らう。


10:59 尾平トンネルの入り口は土砂で埋まっていた。


トンネル脇の駐車場は無事。


道路に倒木の山。


ガードレールが下に落っこちていた。ランニングで駆け抜ける。


11:08 道路から尾平へ向かう登山道は損壊していなかった。


11:23 最後の林道に下りる小沢は1Mくらい土砂で埋まっていた。

11:35 尾平の駐車場着。


後記
沢の入り口は陰気。200Mのナメは土砂崩落で規模が縮小していた。右股上部の涸滝はどれも 難しい。直登するならザイル必携。尾平越えの下りは台風被害でびっくりしたが、車が通らない ので静かで良い。MTBは持ってこなくて正解だった。


DATA
山域 祖母傾国定公園
所在地 大分県
日時 9月1日
メンバー 単独
主要装備 キャラバン柳又(ステルスラバー)、20Lザック、4DM半袖、セミロングタイツ、8 mm30mザイル、0.6L水筒
天候 薄曇り
コース 尾平―宮原/黒金分岐吊橋―センスジ谷−縦走路−尾平越え−尾平


カシミール
青:上り
赤:下り
トラッキングは手書き