祖母・センスジ谷/沢登り
尾平〜センスジ谷〜縦走路〜尾平越え〜尾平トンネル
200Mのナメが有名な祖母・センスジ谷へ。台風五号のつめ跡に唖然。
■往路交通 別府〜大分自動車道大分IC〜大分自動 道米良IC〜国道10号〜国道326号〜
国道502号〜緒方町〜県道7号〜尾平
■山域 祖母傾山
■メンバー 単独
■天候 薄曇り
7:22 尾平の有料駐車場発。朝出遅れたので、いつもの待避所は車で埋まっていた。どんより
した天気だが、午前中はもちそうだ。
7:40 宮原に向かう吊り橋をくぐった先の、狭い沢から入渓。
7:47 沢に入ると上を林道の橋が横切る事になっているが、落っこちていた。
この橋の上で林道が横切っているので一旦上がり、再度沢に入りなおす。ここまでの沢は狭くて
薄暗くて陰気な感じ。
少し行くと花崗岩の廊下になる。少し明るい感じに。
7:54 廊下をたどると突然20Mのスラブ滝が見える。
この滝はつるつるに磨かれていいて取り付きようが無い。左右のどちらも高巻けそうだが右を選
ぶ。この高巻きは急。
高巻き。
8:11 2つの滝を高巻いて、降りたところから始まるトユ状の小滝と廊下。
足がかろうじて入る流水溝が続く。
釜に入り、水線を微妙なフリクションで登る。
振り返るとこんな感じ。
8:19 顕著な二股。水量比で右を取る。どちらにも赤布?があるがこれは工事関係者がつけた
もので(国土〜と書いてある)登山のものとは関係が無い。
右に入ると斜め廊下になる。
8:25 もの凄い倒木の山に行く手をふさがれる。
右手の斜面が崩落していた。
崩落地帯は200Mくらい続くので沢の右岸の段丘を使ってクリアーする。振り返り。
倒木地帯を抜けると長大なナメが始まる。
ナメの振り返り。
8:33 再び顕著な二股。規模は同じ。水量の多い右が本流。
岩床にコケが多くなってきた。
8:39 斜め滝。滑るがつかまる岩が無く落ち口は怖い。
登りきって一段上がり下を見る。
8:42 またまた顕著な二股。ここは重要地点だ。水量の多い右が本流だが記録にあるのは左
股。右股は難しいらしい。ならば右に行く。
右股に入ると階段状の滝が連続する。
8:52 この滝は70度14Mくらいだが、ホールド、スタンスがぬめって難しい。水流の右を登る。
落ち口から下見るとこんな感じ。
ヤブの茂るガリーとなる。
上が開けて水流消える。不安定な岩の積み重なり。
チョックストンが詰まるゴルジュ
9:02 ゴルジュにかかる前傾した涸滝。ここはバックアンドフットやチョックストンを足場にかろう
じて抜ける。パーティーなら当然ザイルを使うところ。
9:35 登りきったところで一枚。本日一番の難しい一本だった。この上にもう一本難しい涸滝が
ある。
10:08 沢は枯葉の詰まった泥沢になるので右手の尾根に上がる。藪は薄い。
稜線間際でスズ竹のヤブに突っ込む。獣道が錯綜しているので使わせてもらう。
10:18 5分ほどヤブを掻き分けると縦走路に出た。
10:33 尾平越えに到着。ノンビリと昼飯の残りを食らう。
10:59 尾平トンネルの入り口は土砂で埋まっていた。
トンネル脇の駐車場は無事。
道路に倒木の山。
ガードレールが下に落っこちていた。ランニングで駆け抜ける。
11:08 道路から尾平へ向かう登山道は損壊していなかった。
11:23 最後の林道に下りる小沢は1Mくらい土砂で埋まっていた。
11:35 尾平の駐車場着。
後記
沢の入り口は陰気。200Mのナメは土砂崩落で規模が縮小していた。右股上部の涸滝はどれも
難しい。直登するならザイル必携。尾平越えの下りは台風被害でびっくりしたが、車が通らない
ので静かで良い。MTBは持ってこなくて正解だった。
DATA
山域 |
祖母傾国定公園 |
所在地 |
大分県 |
日時 |
9月1日 |
メンバー |
単独 |
主要装備 |
キャラバン柳又(ステルスラバー)、20Lザック、4DM半袖、セミロングタイツ、8
mm30mザイル、0.6L水筒
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天候 |
薄曇り |
コース |
尾平―宮原/黒金分岐吊橋―センスジ谷−縦走路−尾平越え−尾平 |
カシミール
青:上り
赤:下り
トラッキングは手書き
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