剣岳・剣沢から源治郎尾根/登山
室堂〜剣沢〜源治郎尾根〜剣岳〜別山尾根〜室堂
会社の帰りに別府発の大阪南港行き直行便フェリーに乗り、翌日の午後富山県側から室堂に
入る。
■往路交通 別府国際観光港〜大阪南港〜名神高速道〜中央自動車道〜北陸自動車道富山
IC〜国道41号〜富山地鉄立山駅駐車場
■山域 北アルプス・剣立山
■メンバー 単独
■天候 晴れ
8/23 14:00 アルペンルートの富山県側から入山、久しぶりに雪のない室堂に降り立つ。天
気曇り。
本日の立山地獄はガス警報発令中。
雷鳥沢キャンプ場はテントがチラホラ。
剣御前から剣沢の下り。剣沢小屋に向う。
翌8/24 5:40 剣沢小屋発、カチカチの剣沢雪渓を下る。
平蔵出合いからアイゼンを外して尾根末端に取り付く。
CSの涸滝までトラバースするも、上に先行がいるので却下。尾根ルートに向かう。
尾根ルートはこんな感じ。ブッシュと露岩。上に先行パーティー。
尾根ルートからルンゼの見下ろし。ここで落石すると間違いなく先ほどの涸滝に向かう。
T峰。
T峰の登り。逆層気味の露岩とブッシュのミックスが延々と続く。
平蔵谷の対岸は前剣。
下降予定の平蔵谷はコルから雪がつながっていない!
たまにはセルフポートレート、"源治郎尾根とわたし"。
もうひとつの尾根、長次郎谷を隔てて、八ツ峰の下半。
八ツ峰上半。
U峰の登り、上に剣の頂上。この先懸垂下降。
U峰末端の下降点。支点には特大の鎖が設置されているが、これに直接ザイルを通してはなら
ない。鎖のつなぎ目にザイルが食い込んで回収できなくなるのでシュリンゲに通すこと。
U峰30mの懸垂下降は7mmx60mの補助ザイルを使用した。重い下降器+ハーネスを嫌って
昔ながらの肩がらみを使う。シンプルで安心感がある。
長次郎谷左俣は下降可能。
コルから対岸の八ツ峰五峰。
頂上へ最後の登り。この登りで疲れ果てた。
ひさしぶりの剣岳山頂、2999m?
お疲れ。カメラ岩に置いただけなのでブレブレ。日差しが強く暑い!
登ってきた源治郎尾根。きれいな台形。U峰、T峰が重なって見えている。
山頂から池ノ谷に向かう北方稜線。
一般ルートの別山尾根を下る。
馬場島に向かう早月尾根。
カニの横ばいを上から。鎖がステンレスに替わっていますね。
雪が途切れている平蔵谷。岩雪崩の危険あり、下降却下。
一服剣の斜面に咲くミヤマトリカブト、ミヤマシシウドの群落が見事だった。
5:30 剣沢小屋に戻る。ノドカラカラ、日焼けがひどい。食事は6:00からでその前にシャワー
を浴びる。
8/25 下山日。朝焼けの剣にさようなら。
平日、人気の無い雷鳥尾根を下る。
大阪南港から18:50発、別府行き直行便フェリーで帰路に着いた。
後記
ザイル2本が必要な懸垂下降に藪くさい岩稜登攀、取り残した山行であった。しかし標高差100
0Mの半分は手を使う全身運動、伊達に残っていたわけではない!
晴天下、長時間の行動で水が不足した。懸垂下降は肩がらみで十分いけるし装備が軽くてよ
い。会社帰りにフェリーを使うと翌日には剣沢小屋に入れる。遠方のサラリーマンにとってこれは
いい手だ。経費は車のみ(宿泊込み)と比べてとんとん。
*)PCトラブルにより編集用の時間データ消失、時間は記憶によるもの。
DATA
山域 |
中部山岳国立公園・剣、立山 |
所在地 |
富山県 |
日時 |
8月23日〜25日 |
メンバー |
単独 |
主要装備 |
LOWAタホーWXL、30Lザック、アルミアイゼン、山スキー用ピッケル、7mmx60
mザイル、0.6L+0.5L水筒、フリース半袖
|
天候 |
晴れ |
コース |
室堂―剣沢小屋―剣沢―源治郎尾根―剣岳―別山尾根―剣沢小屋―室堂 |
コース概要)
紫:アプローチ往復
青:上り
赤:下り
トラッキングは手書き
源治郎尾根ルート概略(カシバード)
|