立山・御前谷/山スキー
室堂〜一の越〜雄山〜御前谷〜黒部平〜黒部湖畔道〜黒四ダム
GWのラストランは立山御前谷。帰ることも考えたが平日の出社にはどうやっても間に合わない。あきらめて室堂へ。
■往路交通 松本起点〜長野道〜豊科IC〜オリンピック道路〜立山・黒部アルペンルート扇沢駅〜室堂駅
■山域 北アルプス・剣、立山
■メンバー 単独
■天候 晴れ
松本ビジネスホテルを5:00に出る。平日の為扇沢無料駐はガラガラ。7:35発のトロリーに乗り9:49に室堂に降り立つ。
10:24 一の越までシール歩行で45分。ピーカンの為十分にUV CUTを塗る。顔に汗かくとこれが口に入る。
一の越から雄山山頂まで兼用靴で雪の無いガラ場を登る。
11:33 尾根からは竜王岳、御山谷の見晴らしが良い。風があってザックにつけた板が煽られる。
11:59 雄山山頂3003M。室堂側は携帯のアンテナが立つ。標高のせいで息が切れる。
12:02 黒部側を覗くが急だがどうという事は無い。祠下からエントリーする。
祠下を少しトラバースするとすぐに急斜。出だしのジャンプターンでスラフが落ちる。収まりを待って滑降開始。
200mほどドロップすると緩斜。
滑降途中から雄山頂上を振り返る。
12:35 広大な斜面をへらへらと流すとそろそろトラバースである。
3本くらいトラバースに向かうトレースがあった。
12:48 トレースにつられて尾根に上がるがトラバース地点はここではない。
もう一段下に緩斜の尾根が見えていて下の谷が狭まっているのでトラバース開始点はそこであろう。地図と照合するが元々言
語情報だけで判断しているので確信がない。黒四の上部(黄)とトラバース目標地点の鉄塔(青)が見えている。
12:48 尾根を途中までたどると下にシュプールがあるのを発見。もう1段下がる。
2本くらい尾根を横切ったが下がり過ぎたようだ。雄大な景色が展開する。
12:58 鉄塔の下に出てしまった。ここからでは藪のルンゼがあるのでタンボ側へ降りられない。
13:33 スキーをはずし、尾根を一段上がってルンゼの上に出るとロープウェイ駅舎がみえた。これで帰れる。
目印の鉄塔の上。(トラバースはここへドンピシャで出るべき)
先が見えたので昼食。
13:48 タンボ側は普通の斜面で尾根から底まで2段。下段の滑りでロープウェイ通過。タンボ沢に下りてからはロープウェ
イと競争になった。
14:11 黒部平からは右の沢沿いの樹林帯から尾根に向かう。散乱している枝とブナの木をかわしながら滑ると一箇所急な
ところがあって、ボウル状の沢を下へ向かうと黒部湖の湖畔道に出て終了。黒四ダムまでスキーを背負って20分ほど歩く。
後記
改札が終わったトロリーに飛び込みで間に合う。当然座れず、一本待つべきであった。いつもの大町温泉で薬師の湯に入っ
て帰路につく。フェリーはどうやっても間に合わない。中国道に向かい津山のビジネスホテルに23:30無事到着した。
DATA
山域 |
中部山岳国立公園・立山 |
所在地 |
長野県 |
日時 |
5月7日 |
メンバー |
単独 |
主要装備 |
30Lザック、K2エネミー163cm、ディアミール3、ノルディカFUN DRIVE、ピッケル、アイゼン |
天候 |
晴れ |
コース |
室堂−1の越−雄山頂上−御前谷−タンボ沢−黒部平−林道−黒四ダム |
青:上り
赤:下り
トラッキングは手書き
御前谷ルート概要。雄山頂上から滑降後、トラバースは早すぎるとナイフリッジになるが、特に目印になるものがないので初め
てでは判断がむずかしい。注1)写真の露岩の300Mくらい下である。黄色が本来たどるべきルート。トレースに引かれて下り
過ぎたので登り返しが入ってしまった。30分のロス、ミスコースは精神的によくない。
|