伯耆大山・別山沢/山スキー
大山寺〜夏山登山道〜弥山〜別山沢〜元谷
週末になると低気圧が通過するのでチャンスが無かったが待望の晴予報が出た。晴れなら別山
沢がいけそうである。
■往路交通 別府〜国道213号〜竹田津港〜徳山港〜山陽道〜中国道〜庄原IC〜国道
183号〜国道181号〜溝口町〜大山寺橋南光河原駐車場
■山域 伯耆大山
■メンバー 単独
■天候 晴れ
3/1(土)17:33 徳山港に到着。スオーナダフェリーを使って北九州をショートカットする。これ
は楽だが車より時間も金もかかるので帰りの使用がお勧め。
3/2(日)7:26 出発前の南光河原駐車場。今回は車中泊である。昨夜はガラガラだったが早
朝から車が入り始め、6:00ごろには満車状態。
8:42 5合目にある看板は埋まりかけていた。
8:49 森林限界。
9:17 6合避難小屋は埋まって知らずに通り過ぎた。ここでアウターを着る。
9:41 風が強く寒い。雪面ガリガリ、ここでアイゼンを装着する。
9:49 別山沢を覗く。手前8合尾根の向こう側が別山沢。
9:50 頂上台地末端。右手が別山沢のドロップ地点になる。
頂上台地。トレースがしっかりあるのでスキーで歩くよりアイゼンの方が速い。
10:04 弥山沢を覗く。左に見える顕著な尾根が別山尾根。下は元谷の河原。
三鈷峰。
頂上山荘は霧氷で覆われてバケモノの様だ。すぐ上が頂上。
10:11 1711Mの弥山頂上から剣が峰。
頂上でスキーの準備。ここから別山沢のドロップ地点までシュカブラの頂上台地を滑る。トレース
の左側がパウダー溜りがあって滑りやすい。
10:36 別山沢のドロップ地点。かなり8合より。右手に別山の岩峰が見えて間に支尾根が1本
入っている。ここでいいのか迷うが広大な斜面なので確信もっていくしかない。出だしの傾斜はき
ついが、その先は見えないのでさらに傾斜がきついようだ。
10:41 出だし雪庇の下をトラバース。
トラバースが終わったら息を整えターンに入る。雪は軽い。クラストなし、弱層なし。安定した雪面
だが急斜面なので表面の新雪が流れる。テールを使った滑りで慎重にいく。
スラフが大量に流れ落ちる。数ターンで止まってスラフを先行させる。
10:42 この先は落ち込みで先が見えない。写真を撮るが足が震える。
幅が狭くなってきた。傾斜は40°を超えているがスキーコントロールは難しくない。
10:44 右手に別山の岩峰。
上から見て落ち込みの、最も傾斜のきついところ。スラフの落下が激しい。
10:48 落ち込みを過ぎると下の斜面が見えて一安心。
別山岩峰は上から見るのとは全然形が違う。
下部の激パウ斜面。
10:55 急で狭いノドに向かう。日陰はやや雪が重い(硬い)。
ノドまで振子沢。別山は遠くなった。
11:01 ノドは狭くターンスペースが無いので横滑りで通過する。雪が無ければ滝だろうか。ここ
を抜けると緩斜面になる。
11:03 緩斜面を元谷に向かってとばす。堰堤の出現に注意。
11:04 行者コースに合流。
11:07 元谷から滑降コースを振り返る。下部の堰堤は全て埋まっていた。
三鈷峰。元谷の広い河原を横断すれば林道になる。
11:11 林道の積雪はこんな。
次回課題の弥山沢である。
11:20 大神山神社からは参道を下る。
11:24 参道終点。前回は階段の形が出ていたが今回は雪に埋まって斜面になっていた。不
謹慎だが脇をスキーでガンガン行かせてもらう。
土産物店街も道路に雪が被ってスキーで通過。大山寺橋付近から見る夏山登山道。
11:31 スキーを履いたままご帰還。駐車場は出る時に料金を取られた。冬期間1000円(乗
用車)。
後記
安定した旧雪の上に新雪が数センチかぶった程度、これ以上ない最高のコンディション。北アル
プスでは雪崩が怖くてはありえない急斜面の新雪滑降の世界がここにはあった。見た目はアル
プスチックだが全てがミニチュアでその辺は勘違いなきよう。
DATA
山域 |
大山隠岐国立公園 |
所在地 |
鳥取県 |
日時 |
2008年3月2日 |
メンバー |
単独 |
主要装備 |
30Lザック、ピッケル、12本爪アイゼン、ガルモントメガライド、エネミー16
3cm、シール、クトー、水筒0.6L(未使用)、薄手フリース上下
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天候 |
晴れ |
コース |
大山寺橋南光河原駐車場-夏山登山道-弥山頂上-別山沢源頭-別山沢-
元谷-大山寺-大山寺橋南光河原駐車場
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赤:登下降ルート/GPSトラッキングデータ
カシバード3D/GPSトラッキングデータ
*今回試しでGPSを胸ポケットに入れてみたが(下り)測定精度が悪くこれは失敗。
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