山スキー 2004年5月3日〜4日
白馬岳・白馬沢右股/山スキー
猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜三国境〜白馬沢右股〜大雪渓〜猿倉

ルンゼ滑降の登竜門と言われる白馬沢へ。強烈なメイストームのあと雨上がらず。国道148号 の電光掲示板には”県道白馬線大雨通行止め”の表示である。二股の駐車場で仮眠しながら様 子を見ていると定期バスと道路公団の車が入ってきた。いけそうな雰囲気であるが時間遅く日帰 りはあきらめ。

■往路交通 松本起点〜長野道〜豊科IC〜オリンピック道路〜白馬〜県道白馬岳線〜二股〜 猿倉
■山域    北アルプス・後立山
■メンバー  単独
■天候    曇り(3日)/晴れ(4日)


7:36 通行止め解除。猿倉の大駐車場に車を止め7:00スタート。雪は駐車場からつながって いた。


大雪渓はガスで上部が見えない。


8:24 白馬沢右股出合い。主稜に向かうパーティーが見える。


9:27 2号雪渓の出口はデブリで埋まっていた。


10:36 葱平下の急斜面はクトーで粘ったがききが甘く雪のプラットフォームを作ってアイゼンを 装着する。


14:34 小屋に入る前に2号雪渓を見に行く。松沢ケルンの下がエントリー地点になる。


2号雪渓は出だし雪庇の崩壊跡から恐ろしい傾斜で、見ているだけで足がすくむ。


下で合流するひとつ上の雪渓を覗いたが、狭いがこちらのほうが可能性ありそう、しかしターンス ペースが無い。


翌5/4 7:20に外の雪を確認したがガリガリ。3人が鑓に向かうのが見えた。稜線に雪無し。
7:47 2号雪渓をガスの無い条件で確認したがやっぱり足がすくむ。出だしが急。


下が見えるだけましか。


ふと気がつくと雷鳥が一匹。


8:01 白馬岳頂上着。白馬鑓、杓子の展望。


頂上から主稜を見下ろす。トレースがあった。


頂上の表示版と旭岳。


9:20 三国境の2重山稜を通過して白馬沢右股の源頭に到着。出だし急。


9:21 準備万端、イザ滑降開始。


9:47 ミドルターンで雪を削って下へ下へ。500Mくらい下ると幅が狭くなりさらに傾斜が急に。


9:52 エネミーさすがで腐った雪の急斜でもバランスよく板に乗り込んでいける。100Mほどド ロップして右にトラバースするとあの有名な雪型が上に。


9:58 左カーブを抜けると細かい落石とデブリ地帯になった。真上に白馬(正確には代馬)の頭 部。


10:02 デブリ地帯を抜けると雪型の全体が見えた。


10:05 左股の合流地点から白馬本峰の東面。


緩斜面にでて緊張から解放される。ここで早めの昼食。


10:16 大雪渓に合流。登山者が数人見える。


10:24 林道を快適に滑って猿倉まで。途中数人の登山者とボーダーに出会う。


10:49 駐車場から白馬岳東面の写真。10:30終了。


後記
滑降は早朝の行動で雪の腐りが少なく快適に滑れた。白馬沢は登りに使用しなくて正解。こんな ところをぐずぐず登っているとブロック雪崩や落石の餌食になりかねない。帰りは二股で小日向 の湯を独り占め。新緑と不帰の峰々が美しかった。

DATA
山域 中部山岳国立公園・後立山・白馬岳
所在地 長野県
日時 5月3、4日
メンバー 単独
主要装備 30Lザック、K2エネミー163cm、ディアミール3、ノルディカFUN DRIVE、ピッケ ル、アイゼン
天候 曇り(3日)/晴れ(4日)
コース
猿倉−大雪渓−白馬岳頂上山荘(3日)
頂上山荘−白馬岳頂上−三国境−白馬沢右股源頭−左股出合−大雪渓−猿 倉(4日)