スバルライン五合目〜吉田口登山道〜富士山頂(久須志岳)〜吉田
真夏日が予想されている土曜日は地元富士山へ。毎日見ている割にはなかなかお近づきにな
れない。通年営業のスバルラインを使って五合目へ、そして頂上。ここに来たのは数十年ぶりだ
が、土木の人工物が増えて道中の自然景観は立山や乗鞍と同じで終わっている。
■往路交通 甲府〜国道20号〜国道137号〜県道707号〜富士スバルライン5合目駐車場
■山域 富士、御坂
■メンバー 単独
■天候 晴れ時々薄曇り
スバルラインはAM3:00に通行可。5合目にある駐車場の入れ込みは40%くらい。正面の小御
岳流しにかろうじて雪が見えるが左側面の吉田大沢の雪の状態はよくわからない。一応見える
範囲まで雪はつながっている様だ。
4:44 発。
水平道を吉田口登山道に向かう。入り口はロープ張り。
4:54 ご来光をご来迎。
4:59 泉が滝と呼ばれる佐藤小屋(左)と6合目(右)の分岐。右へ進む。
5:17 スノー/ロックシェッドをくぐる。
水平の末端あたりから頂上。雪はかなり上だ。ため息が出た。
5:27 6合目の小屋着。
6合からは鉄柵で守られたガラガラでジグザグな登山道を歩く。兼用靴ではかなり歩きづらい。
6:24 7合目下でアイゼン装着して雪渓を直登する。
6:59 登山道に合流。
下りはこの雪をいけるところまで滑るつもり。
7:21 7合5勺から登山道はコレになる。手を使うにはゆるすぎる傾斜。スキー背負って兼用靴
では超歩きづらい。何度かひっくり返りそうになった。
7:49 8合目XXXと書いた小屋。ところどころ雪を拾ってショートカット。
8:52 左手の小雪渓を大きな岩が転がり落ちてびびる。
10:09 8合最上部の小屋に上がると左手に須走口ルートが見えたのでトラバ
ースして合流する。雪も人も圧倒的に多い。やっとシール歩行ができそうだ。
シール+クトーで斜登行なら登れる傾斜。息がやたら上がる。通常の2/3くら
いのパワー。足が重い。
11:09 9合目の鳥居か。この上でバテたというか具合が悪くなって30分ほど
大休憩。
頂上が見える。登山者6 ボーダー2 山スキーヤー2 くらいの割合。
12:03 鳥居をくぐれば頂上だが雪が切れているので左へ行く。
12:14 お鉢にあがって対岸の剣が峰を眺める。
こんもりしたピークは白山岳。小屋前のベンチで昼食を食べる。
12:46 浅間神社奥宮の前にある吉田口頂上石柱。記念撮影で人がワンサカ。風
強く手袋とアウターを装着する。吐き気がする。
12:52 お鉢を反時計廻りに白山岳に向かう。手前の鞍部が吉田大沢のエント
リー地点。ここは強風が吹き抜けて寒い。
13:00 吉田大沢にエントリー。快適なザラメだ。久須志岳は左。
超大斜面!ロングターンで思う存分ぶっ飛ばす。
途中で登行中の集団に出合うが須走ルートに比べれば人は極少。下部は拳から人頭大の岩が
散乱しているのでターン注意。雪崩の跡は無かった。
13:15 雪渓の末端が見えてしまった。
13:34 末端は土砂が覆っているので適当に終了して登山道にトラバースする。7合目あたりに
出ればザク道の長い下り。
14:37 観光客がそぞろ歩く水平道の最後はちょっとした登りで疲れる。
14:54 おしまい。背負いが長く上半身が固まった。足も終わり。吐き気は消えた。
後記
吉田口ルートは有料で便利なスバルラインが使えるかわりに北側で雪付きがどこよりも悪い(雪
は太平洋側から吹き付ける)。斜面の広さ、長さで須走口ルート(下山ルートの砂走りではない)
に及ばない。初めての山スキーなら雪付のいい南〜東面側を選ぶべきだろう。人は少なめで斜
面の荒れは少なかった。
DATA
山域 |
富士山 |
所在地 |
山梨県 |
日時 |
2011年5月21日 |
メンバー |
単独 |
主要装備 |
30Lザック、ガルモントメガライド、OGASAKA FR、TLT、クトー、シール、フリー
ス薄上、アウター上下、ツエルト、スコップ、ピッケル、アイゼン、0.6L水筒
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天候 |
晴れ時々薄曇り |
コース |
スバルライン5合目駐車場〜6合目〜吉田口登山道〜7合目〜須走口ルート〜
吉田口登山道頂上〜白山岳手前吉田大沢エントリー地点〜吉田大沢〜7合目
上吉田口登山道〜スバルライン5合目駐車場
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