乗鞍高原から乗鞍岳へ/山スキー
休暇村乗鞍高原〜かもしか平〜位ヶ原〜肩の小屋〜朝日岳手前〜往路戻り
この時期定番の乗鞍高原から乗鞍岳へ。スキーやシールの具合を見るのに丁度いい場所。ここは3000mの独立峰ゆえに
風が強く、山スキーでは肩の小屋から先に進んだためしがない。今回低気圧が近づきつつあるがどうだろうか。
■往路交通 甲府〜中央道、長野道〜国道158号〜県道84号〜休暇村乗鞍高原
■山域 乗鞍岳
■メンバー 単独
■天候 晴れ、地吹雪
4:16 休暇村に駐車して目前の圧雪されたパノラマコースを歩き出す。最初複数のトレースがあったがしばらく行くと単独の
トレースだけになった。
降雪直後ではないので板はセンター幅83mmのK2プレスを使う。JIBロッカーのツインチップ。ラッセルは足首以下でこの選
択は当たり。オープンバーンなので自分だけのトレースにこだわる。
7:06 低気圧が近ずきつつあって午後から荒れると言っている。剣が峰に笠雲がかり始めた。
7:29 切り開きのオープンバーンは上に向かうほど風が強く。スノーシューの単独を追い越したところで目出帽をかぶるが休
憩している間に追い越されてしまった。
8:13 位ヶ原に出ればいつもの強風のお出迎え。気温が高めなのが救い。
8:22 位ヶ原の雪面はシュカブラで覆われているが帰りの滑りはどうだろうか。ここは潜らないので軽量なスノーシューが早
い。走っていけそうだ。
槍穂。
8:43 道路を横断して剣が峰へ向かう。2棟の小屋(トイレと物置?)があっていい目印になる。
肩の小屋への広大斜面はパウダーを期待していたが、モナカだった。
9:30 小屋が見えた。シュカブラが凄いのでラッセルが深くなければ右手の凹状をつめた方が良さそうだ。
摩利支天の観測所。
10:03 肩の小屋に到着するも風が強すぎて風除けならず。
剣が峰はすぐ上だが。
吹き飛ばされない様にスキーを小屋の軒下にデポしてアイゼンで登り始める。周りは轟音が響き亘って冬富士を思い出す。ス
ノーシューの単独行は小屋から引き返したようだ。
10:46 雪面テラテラ。吹き倒される危険を感じて摩利支天が同高度に見える地点で引き返す。
10:51 肩の小屋に戻っても気が抜けない。強風地獄から早く脱出したい。
11:23 小屋のガリガリをまわりこんで広大斜面に入る。パウダーは飛んでいるが快適に滑る。外向傾を作って板が回る気
配を感じたら体重をガッツリ乗せる、問題なし。
モナカだがJIBロッカーが効いている。
11:31 乗鞍岳線を横切れば固雪の位ヶ原終了。
11:41 防火帯?高速ラン、右がシュプール。
この位のパウダーならスーパーファットでなくても十分浮く。下方向を見ている。
11:53 ゲレンデに出る手前の段壁。ここは下りで苦労するところだが登りのトレースを壊しながらターンを決めてみる。
12:00 まだ一部しかオープンしていないスキー場は人もシュプールも見当たらない。寄り道してよさげな斜面で遊ぶ。プレス
は全体がよくしなるので片足に乘ると深く曲り過ぎる。両足に荷重するタイミングを早めに。
12:10 スキー場は風もなく暑いくらいだったが剣が峰には笠雲がかかっていた。
12:18 最後はピステンのかかったパノラマコースを滑って休暇村の車に到着。シールのノリは帰ったら貼り替えだ。
後記
1年ブランク後の初の山スキー。体は覚えているもので何の問題もなし。斜面、雪共に多彩で板とシールのチェックにはうって
つけの場所だった。
DATA
山域 |
乗鞍岳 |
所在地 |
長野県 |
日時 |
2012年12月14日 |
メンバー |
単独 |
主要装備 |
30Lザック、ガルモントメガライド、K2・プレス159cm、TLT、クトー、シール、フリース上下、アウター上下、ツ
エルト、薄羽毛上着、スコップ、ピッケル、アイゼン、0.5L保温水筒、GPS
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天候 |
晴れ、地吹雪 |
コース |
休暇村乗鞍高原駐車場〜乗鞍高原温泉スキー場トップ〜位ヶ原〜肩の小屋〜朝日岳途中〜往路戻り〜休
暇村乗鞍高原駐車場
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所要時間)
登り(休暇村〜朝日岳手前):6:30
下り(朝日岳手前〜休暇村):1:32(アイゼン歩行含み)
コース概要)
山スキー、登山コース
GPSによるトラッキング。
コース断面
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