コントロールデバイス番外編1

番外編です。今回、ちょっとした相談を受けました。

相談者:「マイクロソフトのサイドワインダーフォースフィードバックプロ(SWFFBP)があるんだけど、Windows7で使えない?」
私:「Windows7はゲームポートサポートしてないから、USBに改造すれば使えるんじゃないかな」
相談者:「こんなHPあるけど」
私:「外人さんはすごいなあ。これ、作ってみます。」
相談者:「よろしく!」

ということで、SWFFBPをUSB化してみました。といっても、HPで紹介されている内容に沿って作っただけですが。

改造された(すでに過去形です)SWFFBPです。本体から出ている白いケーブルはUSBケーブルです。

HPでは、Adapt-ffb-Joyというプロジェクトに関する説明があります。このワードで検索するとマイコン(ここではAtmega32U4を使っている)用のHEXファイルと回路図が手に入ります。プロジェクトではTeensy2.0というマイコンボードを使っているようですが、日本では手に入りにくいということがわかりました。海外通販しないとだめなようです。基本はAtmelのAtmega32U4をボードにしたもののようです。これなら、似たようなものがあるはずということで探してみると、ストロベリーリナックスからダビンチというマイコンボードが発売されていました。しかも、安いです。取り出しているピンの数が多いため、Teensyに比べると少し大きめです。でも、基本同じだから使えるはず。

左がTeensy2.0で、右がダビンチです。

 


結論からいうと、少しFUSEビットの書き換えが必要ですが、動きました。ダビンチは2MHzで駆動しているのでFUSEビットを書き換えて16MHzにする必要があります。このとき、Bootloaderも消えてしまうのであとから書き戻さないといけなくなります。

FUSEビットの書き換えが必要なためにAVRライタを作ることに。PICライタはあるのに。

AVRライタをPICで作れないのかなあと思ってネットを見ていると、PIC18SPXというWebページを見つけました。PIC18F14K50はストックがあるのでさくっと作ってしまいます。書き込みソフトはAtmega32U4に対応した最新版を手に入れてください。千秋ゼミさんのHPにavrdude-GUIというソフトがあります。これが便利です。

本体に内臓させるためコンパクトに作ってみました。