曹洞宗赤城山西福寺は、天文三年(1534)に芳室租春大和尚により開創され、、現在の本堂は、亨和二年(1802)に再建されました。
開山堂は天保初年(1830)に着手して安政四年(1857)六月に落成しました。建築様式は鎌倉時代禅宗佛殿構造にて屋根は千茅葺ニ
重曹で上層は入母屋造り総欅五間四方にて唐破風向拝を有している。
石川雲蝶、狩野松州、熊谷の源太郎の名匠が手掛けた彫刻絵画で彩られ、「越後日光」の名にふさわしいたたずまいを見せています。
本堂 阿弥陀如来坐像
鎌倉時代初期(1214)に造立されたこの仏像は、平安時代後期仏師
定朝の流れを汲む日本美術史上大変貴重な仏像として、国の重要
文化財の指定を受けています。
この「キリシタン地蔵菩薩」は、今からおよそ230年前の仏像であり、西欧風ゴシック彫刻に属しています。右手に持つ錫杖のなかには
十字架があるなど江戸時代中期の当地の隠れキリシタン信仰が強くうかがえます。
奈良時代、北越鎮護の道場として建立された当地方最古の名刹・円福寺。名将、武将より深く信仰されるなど格式も高く開創以来、
壱千有余年の歴史が偲ばれます。