特別室−2

名古屋市都市景観重要建築物(寺社)

興正寺(中門・五重塔)  昭和区八事本町78番地

      

                            興正寺総門                              興正寺中門

                          構造等/ 木造、一間棟門、本瓦葺                           構造等/ 木造、三間一戸、本瓦葺

    

                            興正寺五重塔                          興正寺本堂

年 代/ 文化5年(1808)構造等/ 木造、三間、本瓦

             総門、中門、五重塔、本堂が南北の軸線上に一列に並ぶ古代的な伽藍(がらん)配置となっています。五重塔は江戸時代後期の特徴を示す好例となって

             います。貞亨3年(1686)高野山を下山した天瑞円照和尚が草庵を結んだのが始まり。元禄元年(1688)尾張2代藩主徳川光友により建立が許可され、徳

             川家の祈願所と真言密教の修験道場として利用された。高野山を模して造られ、また高野山金剛峰寺の末寺でもあるため、尾張高野とも呼ばれている。

瑞泉寺    緑区鳴海町字相原町4番地

     

瑞泉寺山門

年 代/ 宝暦5年(1755)  構造等/ 木造、三間一戸、重層四脚門、本瓦葺

     

                            瑞泉寺 法堂                           瑞泉寺 鐘楼

年 代/ 宝暦5年(1755)                            年 代/ 寛延元年(1748)

                        構造等/ 木造、間口八間半奥行七間、入母屋造、本瓦葺      構造等/ 木造、一間、入母屋造、本瓦葺、袴腰付

     

                            瑞泉寺 庫裡                           瑞泉寺 僧堂

年 代/ 文化年中(1804〜18)                       年 代/ 慶応3年(1867)

                   構造等/ 木造、長さ十四間幅七間、前面入母屋背面切妻、桟瓦葺   構造等/ 木造、長さ八間幅六間半、寄棟造、桟瓦葺

              旧東海道鳴海宿の扇川と手越川の合流点の小高い丘の上にあり、街道を西に向かう人のランドマークとなっています。山門は、切妻屋根の中央部が

              上方に突き上がった、宇治の万福寺の惣門(そうもん)を模したものです

笠覆寺(笠寺観音) 南区笠寺町上新町83番地

     

                        笠覆寺(笠寺観音) 仁王門                  笠覆寺(笠寺観音)西門

                            年 代/ 文政3年(1820)                         年 代/ 文化11年(1814)

                         構造等/ 木造、三間一戸楼門、入母屋造、本瓦葺                構造等/ 木造、一間薬医門

      

笠覆寺(笠寺観音) 本堂

年 代/ 宝暦13年〜文政11年(1763〜1828) 構造等/ 木造、桁行七間、梁間七間、入母屋造、本瓦葺

      

                          笠覆寺(笠寺観音) 多宝塔                    笠覆寺(笠寺観音) 鐘楼

                    年 代/ 正保年中 構造等/ 木造、三間、鉄板葺                    年 代/ 貞享元年(1684)再建

                                                                 構造等/ 木造、桁行三間、梁間二間、入母屋造、本瓦葺、袴腰付

              笠寺縁起(かさでらえんぎ)によれば、天平8年(736)浜に流れ着いた霊木に僧善光が十一面観音を刻み、小堂を建てて安置したことに始まります。

              尾張四観音の一つで、仁王門・多宝塔・鐘楼・本堂等見事な伽藍(がらん)の数々を配し、四観音の中でもひときわ荘厳です。

メインへ