我が家ではこんなしつけをしています(^-^)


■ ワンツートイレ

我が家は、家の中でトイレをさせるようにしています。
公衆衛生面でも、家でするのが良いかな?などと思ってはじめました。
家の中でトイレが出来ると、雨の日や風の強い日、自分が病気の時、ワンコが病気の時や体が弱った時など外へ行かずに済むし、楽ですよね。(^o^)b

我が家では、レオンにトイレをさせる時、「サークル、ゴー!」と言ってトイレ場として使っているサークルの中に入れます。
そしてレオンがアイコンタクトを取ったら「ワンツー、ワンツー」と掛け声をかけます。
ワンツーの掛け声がはじまると、レオンはグルグル回りはじめオシッコをします。
汚れたトイレシーツを取り替えたら、再びアイコンタクトをして「ワンツー、ワンツー」と掛け声をかけ、ウンチをさせます。

盲導犬は、仕事柄、決められた時に決められた場所で、コマンドによってトイレをすると聞きます。

そんな話を聞いて、「じゃ、ウチも盲導犬みたいにやってみようか」と始めてみたトイレトレーニングです。


■ マーキングはさせない!

よく道を歩いていると、お散歩途中の犬にマーキングをさせている光景を見かけます。
時には、よそのお宅の玄関先であろうと、お店の前だろうと、歩道だろうと、はたまた「排泄禁止」となっているドッグラン内であろうと、当たり前のようにマーキングが行われています。
どーも、飼い主さんも犬が外でトイレをするのは自然なこと。マーキングは自分の縄張りを作っているんだからするのは自然なことなんだ。と思われているような気がします。
でも、野生動物でもないのに、人間社会で人と暮らして行くワンコに、そもそも縄張り意識なんて必要なのかな?って思いませんか?

一度マーキングをされた場所は、マーキングポイントになります。
色々なワンコが通るたびに、自分の力を誇示するために、マーキングをしていきます。
夏場はそれが悪臭となることもあります。もちろん公衆衛生面でも良いとは言えないでしょう。
しつけの本には「お散歩時には水の入ったペットボトルを持参して、マーキングをしたら洗い流しましょう」などと書かれている本もありますが、個人的には、ペットボトルを持参するよりも、マーキングはさせない方がベストだって思います。
マーキングをしないからと言って、ワンコはストレスになる心配はありません。これは動物心理学を勉強されたトレーナーさんから聞いたお話なんですが、むしろマーキングをすることで「もっと自分の力強さを示さなきゃ!」と力んでしまい、逆にそれがストレスになることもあるそうです。
縄張り意識が強くなると、アルファ化(権勢症候群)を助長させてしまうことにも繋がるので、そんな点からも、我が家ではマーキングはさせないと決めています。

「犬の好きにさせる」というのが愛情だと思う飼い主さんがいるとしたら、飼い主さんがワンコをリードして、少しでもストレスを取り除いてあげるのも愛情なのかなぁ、と思います。

レオンの場合ですが、お散歩の時はなるべくマーキングをしていそうな場所に近寄らせないように、臭いをかがないように注意していました。
このおかげで、マーキングを覚えずに済みました。
マーキングはさせないこともできるのです。

■ ノーリードにする時は・・・


我が家はお散歩の時、河原で、広場で、ノーリードにする時があります。
家の中では出来ないようなトレーニングや、レオンに必要な運動をさせてあげるために、時々ノーリードにします。
けれど、ノーリードにする時は、周囲には必ず注意を払います。
人(特に子供)や他のワンコがいない場所では、ノーリードにしないようにしています。
途中で人やワンコに気付いたら、呼び戻してリードをします。

移動する時は基本的にはリードをします。
トレーニングを兼ねてノーリードで歩く時は、『Heel (ヒール)』と言って、飼い主の左横に付けて歩かせるようにします。
少しでも先に行こうとしたり、Heel ポジションから離れることは許しません。
ノーリード=野放し じゃないですもんね。


    我が家ではこんなルールを決めてペットと一緒に生活しています (^-^) 


■ 食事の順番


レオンがウチに来た日から、レオンの食事は私達が食事を済ませた後でした。
これは『我が家』という群れの中での順位付けのために、とても必要なことだからでした。
動物にとって『食事』はとて重要なこと。
動物社会においては、力の強い順にご馳走にありつけます。
群れを必要とする犬にとっても、食事の順番は重要な順位付けのポイントです。

最初の頃、お腹を空かせた仔犬のレオンがかわいそうで、私は彼に「お腹すいてるみたいだから先にあげてもいい?」と言いました。
彼は「かわいそうでも、上下関係が崩れるからダメ」と言いました。
「今日だけ」と言っても
「そういうのが積み重なると習慣づいちゃうんだよ。最初が肝心でしょ」って、きっぱりと彼。

全くウチのボスは厳しいです。「この鬼っ、人でなし!」なーんて内心思ったものです。
犬は自分に都合のいいことはすぐに覚えちゃいます。
私も、色々勉強していく内に、段々と上下関係の大切さがわかってきました。
レオンの見ている前で気になって食べた気がしなかった私も、今では『私達のあとにレオンの食事』。とういのは、自然なことに思っています。

かわいいペットは家族同然。でも、我が家は決してペット優先にはしません。
厳しいようだけど、ペットを大事にすることと、ペット至上主義は違う。そう思っています。


■ 寝る時のスタイル


レオンの寝床はクレートです。
寝かせる時はクレートの扉を開けて「ハウス」と言います。
レオンがハウスに入ったら扉を閉めてロックします。
朝まで、レオンにはその中で眠らせます。

一緒に寝ると『ズーノーシス(人畜感染症)』の心配があるとか、上下関係が崩れるとか、飼い主に対して依存症になるとか、ハウスがない犬は、部屋全体が自分のテリトリーになって、外部からの刺激に反応して吼えやすくなるという話も聞いたことがあります。
私達がレオンのハウスを用意したのは、そんなことからですが、生活スタイルとしても『お互いが落ち着いて休める場所』を作りたかったからです。
部屋の中で、飼い主と一緒にいる場所以外でも犬が落ち着ける場所として、ハウスを設けてあげるのはいいかなって思います。
いつ起きるかわからない災害時にも、ハウストレーニングをしていると良いでしすね。(^-^)


■ 入っていい場所いけない場所


我が家は2LDKの狭小マンション住まい。
部屋は私達の寝室と、物置化している和室と、リビングダイニングだけ。
レオンがウロウロするにも狭い空間しかないですが、その中でもレオンが自由に入っていい場所といけない場所があります。

まず、レオンが自由に入れる場所はリビングダイニング。
というか、ここだけかな?(~_~;)

あとは許可あれば入っていい場所と絶対入ってはいけない場所と2通り。

1、許可あれば入っていい場所は……

・ベランダ・お風呂場と洗面台の前のスペース。

ベランダは、洗濯物を干している時は毛がついてしまうので、許可があれば出入り自由です。

お風呂場と洗面台の前のスペースは、お散歩から帰って足を洗う時やシャンプーの時に使うので、許可があればOK。

2、次に絶対入ってはいけない立ち入り禁止区域……

・和室・キッチン・寝室。

和室は畳の部屋は傷むとやっかいなので……ペット禁止って決めました。(^o^;)ゞ

キッチンは、狭いし、包丁や熱い鍋など扱っている時に足元をちょろちょろしたら危ないし、食品を扱っている場所なので衛生面などから立ち入り禁止。お客様が来た時なんかを考えると、ペットがキッチンをウロウロしているの、衛生的によく見えないですもんね。

寝室は、私達がくつろぐ空間なので、禁ペット室です。ペットの毛を気にせずいられる場所としての、私達の聖地にしています。(^^;)ゞ



『我が家のしつけ』というほどの大げさなものじゃないですが、だいたいこんなルールを決めて私達はレオンと生活しています。
一見、かたくるしいルールがいっぱい!って感じを受けるかもしれませんが、人と犬が生活するのに、ある程度のルールがあると、お互い楽に暮らせるような気がします。



  

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