特集3 サッカーシューズの選び方

1 サッカーシューズを選ぶ際の基本

  サッカーシューズを選ぶ際にまず考えなくてはいけない基本的なことは下表の3点です。
  使用する場所と使用する子供の年齢からどんなタイプのサッカーシューズを購入するか目星を付けておきます。
  下表はあくまでも目安です。同じ年齢でも体格や体力など個人差がありますので、よく考えて決めて下さい。
  またアッパー素材は人工皮革の方がかなり安価で手入れも楽です。予算も考慮に入れてください。
  人工皮革なら2000円台から買えますが天然皮革だと2倍以上の額になります。
  
  サッカーシューズは多くのメーカーが多くの種類を取りそろえています。
  とりあえずお店に行ってから考えようとすると、決定まで大変な時間を費やすことになります。
  ある程度絞っておくことが必要です。
  竜南ファイターズの場合練習は土グランドで、試合会場もほとんど土グランドです。芝や人工芝に合うタイプは避けるのが得策でしょう。

使用する場所 ソールからの反動が大きいので金属スタッドやスタッド数の少ないものは避けるべきでしょう。スタッドがゴム製だとベストです。
ブレードスタッドや金属スタッドでもいいでしょう。
人工芝 ソール突起の小さいものが適すためフットサル用シューズがいいでしょう。
体育館 ソール突起はとがっていなくてできるだけ平面のもの、フットサル用シューズがいいでしょう。
使用する子供の年齢 初心者 ある程度サッカーに慣れ技術が向上するまではトレーニングシューズを薦めます。
普通の運動靴でもかまいません。
すべるためグリップ力を高めようとスパイクにすると、ソールも堅くなるため急に足への負担が大きくなり足を痛めることにつながります。
低学年 初心者と同様ですが、どうしてもスパイクシューズにしたいのなら円形型スタッドで数の多いものにしましょう。
ブレード型も低学年用に出回っていますがグリップ力が大きく足をひねる危険があります。ブレード型にするならスタッドが多くかつ材質が柔らかいものにしましょう。
高学年 自分の筋力をよく考えて選びます。
試合などでよくスリップするならスタッドの減りが原因でないことを確認の上、そのシューズよりもスタッドの少ないもの、ブレード型で堅いソールのものを選んでも良いでしょう。
中学生 高学年と同様です。
アッパーの材質 天然皮革 履けば履くほど自分の足にフィットする。
通気性がありむれにくい。
型くずれしやすいのでまめな手入れが必要
水に弱い。
高価。
人工皮革 ほとんどのびないのでフィット感は購入時のまま。なじみにくい。
通気性が悪い。
型くずれしにくい。
水に強い。
安価。


2 サッカーシューズの決め方

店に行く前に 子どもの足のサイズを確認しましょう。
足のサイズや形は左右で微妙に違います。
その差を正確に計っておくのがいいです。
また普段はいている運動靴などの裏側を見てください。
一部分の減りが激しいときは歩いたり走ったりする姿勢が悪いか、左右の足の長さが違っている証拠です。
シューズ選びとは関係はあまりないですが足の矯正をすることも考慮した方がいいかもしれません。
ちなみに管理人は左足の方が2cm長いです。そのため走り方がぎこちなく、サッカーボールを蹴るときは左右の足それぞれでフォームが違っています。子どもの頃右足ばかりに負担をかける癖があったためと思います。
管理人のシューズは右足の外側ばかりスタッドが減って困りましたが、今は左足を意識するようになって、片減りがだいぶよくなりました。
ストッキングを履いていきましょう。
なぜかはわかりますよね。
店に行く時間 午後から夕方にしましょう。
足のサイズは1日のうちで変化します。
最も大きくなる時間帯を狙って行くのがベターです。
足の大きさは1日で5mmから1cmくらいの差が出ます。
試着 両足ともはいて下さい。
人の足は左右で足の大きさが微妙に違います。管理人は左足の方が5mmほど大きいのでいつも左足に合わせて購入しています。
靴ひもまでしっかりと結んで下さい。
かかとを地面に叩いてつま先の余りをみます。5mm程度が適当です。子供の成長を考えてもっと大きなものにしようとすると、履いた当初は遊びが多すぎてプレーに支障が出ます。また靴ずれの原因になってしまいます。
サッカーシューズは竜南ファイターズのような週2回練習プラス試合程度だと半年でスタッドが減り買い換えることになります(個人差ありますが)。大きめのものを買ってもちょうどサイズが合う頃にはお払い箱になってしまうのです。
試着後のチェック 履いたら次の点をチェックして下さい。
◆指付け根とかかとと甲の3点で合っているか。
この3点がしっかり足と密着していれば足の動きに合わせてシューズも連動してくれるはずです。
フィット感はシューズ選びでもっとも重要です。
足を上げると足の裏やかかとがシューズから離れないですか。
以外と忘れがちなのが甲です。ひもを縛る部分に違和感があったり、ベロが甲の付け根まで届いているか、ベロのせいでひもを結びにくくしていないかなどです。
日本人は甲高が多いので履いているうちに折り返しベロが左右どちらかに寄ってしまうこともあります。
管理人は足が幅広なのでプーマデルムンドワイドを履いていますが、ベロは片寄りやすいのであまり満足していません。
◆かかと部分は堅いですか
かかとはバランスを保つ上で堅いものでなくてはなりません。
押したらへこんだりするのは避けたいですね。
なお
使用時もかかとは絶対踏んでつぶさないように習慣づけてください。
◆靴先が広く指が自由に動くか。
指の付け根付近がしっかり固定されていたら
指はむしろ自由に動く方がいいです。
ただし上下にですよ。左右に自由に動いたら靴ずれになってしまいます。
下の写真を見てください。足の形は指の長さで見てください。人それぞれですね。
個性的な指先がすっぽりと包めるようなラストがシューズでは求められるのです。
でもサッカーシューズのラストはボールをコントロールよく蹴る観点からパンプスのように極端な変形にはなりませんのでご注意。
 
◆靴底はつま先から3分の位置で曲がりやすく、しっかりしているか
逆に他の部位が曲がるのはバランスが悪くだめです。

ストッキングはすべらないか
サッカーシューズの中敷きの素材が原因でストッキングが滑りやすいものがあります。シューズの中で足が遊ばないようにしたいので、よくチェックしてください。











































































3 管理人の結論


子どもの成長に合わせた無理のないサッカーシューズを選ぶのは無難です。
しかしながら子どもにとってはどうでしょう。
どんなに質のいいシューズでもデザインがいやなら無理に買っても履きたがらずプレーにも気持ちが入りません。
それに皆さん、買い換えるとき常に同じものを買いますか?
今度はこのメーカーのこれはどうだろうといった感じであまり同じものは買わないでしょう。
今のサッカーシューズははずれが少ないので何を選んでも大きな失敗はなさそうです。
そういう観点から言うと、この条件だけ確保していればあとはどれでもいいよ、というライン引きして
子供の自由で選ばせたらいいじゃないでしょうか。

管理人は完全なプーマ党です。シューズ、靴下、パンツ、シャツ、ジャージ、帽子すべてプーマです。
プーマしかシューズは履きません、これからもね。
シューズが足にあわなければ、足がシューズに合わせます。というぐらいです。
こういうこだわりを持った人も少なからずいるものです。

そんな人間が作った「サッカーシューズの選び方」なんて、
と思わずにサッカーシューズ購入の際は是非上記資料を参考にしてくださいね。