「和大で考える安保法案」シンポを報じた「毎日新聞」和歌山版(2015年8月30日付)です。




安保法案 廃案へシンポ
和大で70人意見交換

 安全保障関連法案をテーマにしたシンポジウム「和大で考える安保法案」が29日、和歌山市栄谷の和歌山大であった。学生や卒業生、大学関係者ら約70人が参加し、講演やスピーチを通じて法案の問題点や廃案に向けた取り組みについて学び、意見を交わした。
 13日に発足した「安全保障関連法案の廃案を求める和歌山大学有志の会」が主催。29日源氏ア、有志の会の呼びかけ人と賛同者に名を連ねた教職員や卒業生らは計320人を超えたという。
 講演では、呼びかけ人の一人で教育学部の内田みどり教授(政治学)が「集団的自衛権はその国を守るというよりも紛争の泥沼化を招いてきた」などと指摘。「安倍首相は日本が米国とともに集団的自衛権を行使すれば、尖閣諸島で有治が有ったさいにっは米国も行使してくれることを期待している」とした上で、「尖閣諸島は米国にとって死活的利害でないので行使はあり得ない」と否定した。
 その後、参加者らが「法案を通さないために多くの人と団結すべきだ」などとスピーチした。 【阿部弘賢】