民主主義ってなんだ? 和大有志、SEALDs KANSAI招く
(朝日新聞・和歌山 2016.03.01)

 2016年2月29日に和歌山大学内で和大有志の会がシールズ関西を招いて開いた公開パネルディスカッションを報じた、朝日新聞和歌山版(3月1日付)の記事です。


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朝日新聞和歌山版 2016年3月1日

民主主義ってなんだ?
和大有志、SEALDs KANSAI招く

 安全保障関連法の廃止などを求める学生団体「SEALDs KANSAI」のメンバーを招いた討論集会「民主主義ってなんだろう?」が29日、和歌山市栄谷の和歌山大であった。
 主催は定期的に勉強会を開き、安保法制の問題点を検討している「安全保障関連法制の廃止を求める和歌山大学有志の会」で、市民ら約60人が参加した。
 関西学院大4年の寺田ともかさん(22)は「非民主的なやり方でできたこの法律がある世界を、後の世代に残してはいけない」と話した。幼い頃に見た米同時多発テロとその後の「対テロ戦争」の報道にふれ、「暴力に更なる暴力で対抗すると失敗する」と知ったという。関西学院大3年の大野至さん(23)は「一人ひとりが主権者として行動すれば、まともな社会になっていく」と話した。
 和歌山市から参加した会社員の碓井重明さん(67)は「誤った道に対し、『それは違う』と声を上げ続ける必要性を改めて教えられた」と話していた。(森本大貴)