改憲反対デモ71回目に50人(朝日新聞・和歌山 2020.05.21)



改憲反対デモ71回目に50人 和歌山

 6年前から毎月続く「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」が20日、和歌山市であった。71回目に50人が集い、「憲法9条は世界の宝」と書かれた横断幕や「武器よりコロナ対策」と記したプラカードを持って歩いた。
 主催は「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」。共同代表の藤井幹雄さんが出発前のあいさつで、沖縄・辺野古の新基地建設を進めたり、検察庁法改正案を出してきたりといった安倍政権について「コロナの禍に隠れて悪巧みを進めている」と批判。参加した和歌山市の田中長治さんも「『コロナ』に便乗して国民を政権になびかせる動きが強まっている」と語った。
 安倍政権は2014年7月、それまでの内閣が否定してきた集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。この動きに立憲主義の危機を感じ取った弁護士や市民が月1回のデモを始め、回を重ねてきた。次は沖縄・慰霊の日にあわせて6月23日にある。
 (下地毅)