朝日新聞和歌山版 2024年6月25日付



ランチTIMEデモ
護憲訴え10周年 和歌山120人参加

 和歌山市で毎月1回昼 どきに続けられてきた「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」が24日、10周年を迎えた。
この日は「10周年記念デ モ」と題し、「平和を願い、憲法を守っていかそう」と街頭で訴えた。
 第1回は2014年6月23日、「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」の呼びかけで約160人が集まった。当時の安倍晋三政権が集団的自衛権の行使を閣議決定で認めようとしていることに立憲主義の立場から反対を訴えた。
 その後、護憲派の市民が集い、アピールする機会として定着。24日はふだんの2倍ほどの約120人が参加。和歌山市役所前を午後0時20分に出発し、「9条改憲絶対反対」などと訴えながら約20分歩いた。
 憲法9条を守る和歌山弁護士の会の豊田泰史弁護士は「今こそ9条の価値を認識して大事に守ることを呼びかけたい」、 同会の金原徹雄弁護士は「国会で改憲推進派が多数を占める危機感のなかで草の根運動の火種を絶やしてはいけない」と話した。 (伊藤秀樹)