2009年11月3日、ホテルグランヴィア和歌山で、第3回「九条の会・わかやま」呼びかけ人懇談会が開催されました。呼びかけ人が6名、事務局が4名の10名が出席しました。
事務局から「07年1月以降の『九条の会・わかやま』の主な活動」と「『九条の会』近畿ブロック交流集会」について説明し、懇談に入りました。
月山桂さんの著書の話をスタートとして、戦前の軍隊の実情や庶民・小学生の生活、和歌山大空襲や「慰安婦」問題から現在の民主党政権の問題点、「九条の会」の活動意義まで話がはずみました。
「戦争の語り部がなくなりつつある中で著書は永遠の語り部として貴重なものだ」「国を守るという軍隊は、一体市民のために何をしたのか」「和歌山大空襲では、あれほど多くの市民がやられているのに、市内の第24部隊は1発の焼夷弾も落とされず、兵隊は1人も死なず、市民を助けにも行かず、ただ隠れていただけだ」「『慰安婦』問題の解決なくしてアジアの平和はない」「若い人に伝えないと、会の発展はない」「鳩山首相も小沢幹事長も改憲派だ。革新的な仮面を被っており、国民はだまされているのではないか」「なし崩し的改憲に向かおうとしており、危険だ」「身をもって体験したことを語ることが大切」「改憲派が憲法改正の会を作るということは、九条の会が彼らにダメージを与えている」などの意見が出され、そして「呼びかけ人の一人に加えていただいたことが、自分にとって幸せな根拠を与えていただいたと感謝している」という意見で懇談会を締めくくりました。
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