MIKAの『TRUE WEST』(2004 東京千秋楽 東京グローブ座)


兄   リー(松岡昌宏)
弟   オースティン(大野智)
母   (木内みどり)
プロデューサー ソウル・キマー(手塚とおる)

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やはり書かずにはいられない、東京千秋楽の感想とレポ!
まず、初日から3日間、『TRUE WEST』を観ての感想を先に書いたけど、その追加というか、更にどうなって行ったかを少し書きたいと思います。

最初に3日間観て、その後10日後の週末と、千秋楽の週末にグローブ座へ遠征して来ました。地方から、上京するのはお金もかかるけど、体力もいるんだよ〜。私の口の中、口内炎ができてすごく痛いもん(泣)。私って、椅子から落ちる間抜けな性格なもんで、「仕事済ませないと行けない〜〜〜〜」って仕事してる最中になぜか椅子から落ちたり、グローブ座で椅子から落ちたり(^_^;)・・・。恥ずかし〜〜〜〜〜。でも、そのせいか、ずっと腰が痛くて、背伸びができないの(涙)。大阪で更に変になってても、そっとしておいてください・・・。

私の椅子の話はいいんだけど、『TRUE WEST』。10日ぶりに観た時はびっくりした〜。やっぱり、お芝居って進化していくんだね。一幕のリーとオースティンが更に“静”になってた。特にオースティン。感情をぐっと押さえてるというか、淡々としてるの。初日なんかは、一幕でも、声を張り上げるところもあったけど、ぐっと押さえて、努めて淡々としてるように見えた。リーも、最初の頃より、より自然になって、激しい性格はそのままなんだけど、強弱を付けたっていうか、うまく間を取ってるっていう感じなの。そんな中でプロデューサーのソウル・キマーが唯一遊んでる感じ。いつもキャラが違うんだけど、あの、アドリブのキャラ作りってほんとにすごいと思う。一幕の中で、ちょっと顔がゆるむ瞬間です。一幕は、セリフの掛け合いが多くて、オースティンが兄のリーと向かい合わない張りつめた時間が過ぎて行くけど、この時にリーがオースティンにあらすじを書いてもらう『西部劇』の物語り。あれって最後の兄弟の結末とつながってるって気がしてしかたないの。

2幕は前にも書いたけど“動”になって、優等生のオースティンが酔っぱらってしまうところから、急展開で話が進むので、見ててもとても面白いの。特にトースターをオースティンが盗んで来て、並べてパンを焼くところは、何度見ても、周りのお客さんが「大野くん、可愛い〜〜〜〜〜」ってつぶやく瞬間。毎回毎回色んな声を聞くけど、ここはみんな「かわいい〜」って言うね(爆)お芝居が終ると、必ず聞き耳を立てるんだけど、「おーちゃんの事、見直した!」とか「トースター可愛かった」とか「面白かった」とか、大野くんの評価もなかなか良いですヽ(^o^)ノ トースターの場面はね、パンを入れる時に、足をバタバタさせて、キッチンでステップを踏むの!それが可愛くてね〜〜〜〜〜〜。おまけに、空になったパンの袋をたたんで胸の所で空気を抜くしぐさもめちゃくちゃ可愛い〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!! 可愛いっていうか、コミカルなの。コミカルさの中に可愛いっていう要素をたっぷり含ませるなんて、大野くんは天才じゃないかしらっっっっっっ!!!!!!!!! 天才だけど! おまけにそれだけじゃないのよ。酔っぱらって、床に倒れてしまうシーン。横向きに寝てるのを一度仰向けになって起きるんだけど、その時に胸が見えちゃうんだよね〜〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっ!!!!!!!!! 3階から見た時、落ちるかと思ったっ!セクシーなんだよね〜っっっ。天才じゃないかしら〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっ!!!!!!!!! 天才だけど!

そんなコミカルなシーンもあるけど、最後の迫真の演技は、どんどんすごくなってるの。下を向いた時の大野くんの真剣な顔がね。胸にぐ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっっっと来る。自分も息できないほど緊迫する。倒れてたリーが立ち上がって、2人が向かい合う時、私は、あの、一幕のリーの物語り。「そのうち、自分たちが何のために追いつ追われつ、走っているのか、わからなくなる」って言葉が頭をよぎる。舞台が暗転になって、明るくなった時の、大野くんの、ほ〜っと安心した顔がたまらなくステキなのよね〜。

東京千秋楽は、カーテンコールで総立ちになって、出演者の4人が並んだ時、初めて挨拶をしてくれたの!
まず、松岡くんが「東京公演、今日で千秋楽を迎える事ができました。ありがとうございました」って挨拶をしてから、「バカな弟も一言喋りたいでしょうから!」と大野くんにふってくれたの。大野くんは「バカです!」「ほんとに、こんなに散らかってるけど、ケガもなく、無事に終える事ができて、ほっとしてます。ありがとうございました」って挨拶!『ケガなく』っていうフレーズが大野くんらしいよね〜!その後、松岡くんが出演者の紹介を。木内みどりさん、手塚とおるさん、それから自分の紹介をして、大野くんを最後に残してくれたの!大野くんは「大野でした!」って元気良く手を広げて大きな声で言ってくれました!なんだか嬉しかったな〜。松岡くんの心配りっていうか。最後に大野くんを残してくれた優しさが(涙)松岡くんが大野くんを紹介するんじゃなくて、大野くんに最後に自己紹介させてくれた事が、すごく嬉しかった。後はスタッフにお礼の言葉を言って、はけてしまうんだけど、拍手が鳴り止まず、また出てくれて、みんなに手を振ってくれたの!大野くん、すっかり大野くんで(爆)ステキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!! はける時、松岡くんが舞台の袖で帰らずじっと待ってて、先にはけた大野くんが慌てて出てきて「どうしたの?」ってアイコンタクトしたら、2人は舞台の中央まで出てくれて、劇中で、リーの脚本を書いてる途中で、やったように、お互いの胸をぶつけ合って笑ってました!それで、また笑顔でバイバイして帰って行ってしまったの。これで千秋楽の挨拶は終っちゃったんだけど。ほんとに、すごく仲良さそうだし、難しいお芝居をやり終えた時の男の人の顔って、輝いてて、オーラが出てて、劇場中がぱーーーーーーーーーっと明るくなるんだね。そんな空間にいることができて、すごく幸せだった。大野くんのオーラを沢山浴びて元気になったし!

毎回、千秋楽の時は泣いちゃう大野くんだけど、今回は清々しい笑顔で手を振ってくれたから、とっても爽やかな気分で終れたの。舞台の後で、色んな人と、感想を話しあうのも楽しいんだよね。自分が気がつかなかった事を教えてもらったり、わからない事がわかったり、このお芝居がどんどん深く理解できるようになる。この兄弟ってとっても似てて、オースティンは父親を嫌っているけど、ほんとは父親にも似てるんだよね。そして、一見、自分の好きに生きてきたのは、兄のリーのような感じがするけど、実はみんなから愛されて自由に育てられたのは、弟のオースティンなんだよね。最後に追いつめたれた時、自分に欠けているものを探すために、砂漠に行こうとするオースティン。お兄ちゃんと弟という関係が、やっと「男と男」になって行くんだな。と今回はそう思いました。

大阪はどうなるのか、今からとても楽しみ。大阪の千秋楽とか、大阪公演で感じた事とか、またレポできたらいいな、と思います。

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