山梨百名山
2011年10月10日
奥秩父・鶏冠山、甲武信岳/自転車+登山
甲府〜西沢渓谷入口〜鶏冠山〜木賊山〜甲武信岳〜戸渡尾根〜徳ちゃん新

奥秩父屈指の日帰りハードコースに挑戦してみる。自転車はユルユルで走るつもりだが登山口までの標高差は甘くない。

■入山経路 甲府〜国道140号(雁坂みち)〜西沢渓谷入口
■山域    山梨県・奥秩父
■メンバー  単独
■天候    晴れ


3:29 甲府自宅出。自転車装備は前回の八ヶ岳とほぼ同じ。


4:34 国道140号の道の駅まきおかでトイレ休憩。走行中は暑いが走り出しはさすがに寒い。


5:49 飲料補給で道の駅みとみにも立ち寄る。


5:54 ”みとみ”の先で国道を離れて西沢渓谷入口に向かう。行く手に鶏冠尾根が見える。


5:56 ”車、オートバイ通行止”のゲートは歩行者用通路ですり抜ける。


6:15 ネトリ広場に自転車をデポして登山準備完了。立派な休憩舎、トイレ、登山届箱があって切り換えにいい場所だ。ここまで300mほどダートだが踏みならされた土道でロードバイクでも問題なく走れる。


6:28 吊り橋を渡って、この看板で右に入る。


鶏冠谷出合までは東沢右岸の高巻道を歩く。大きな高巻きの手前で河原に近ずくが、そこで河原に降りてしまうと余計な渡渉が2〜3回入る。


6:36 高巻道を最後まで辿ってトラロープで河原に降りれば対岸が鶏冠谷出合である。


1回ある渡渉地点。立木に青い表示板が打ち付けてある個所(枠外右)をうまく渡れば足が濡れない。


6:40 鶏冠谷をちょっと詰めて”登山道”に取りつく。


稜線まではひたすらな急登。


途中2〜3か所、垂直なロープ設置個所。


8:16 登り詰めた鞍部はチンネのコルという。この手前の岩盤崩壊箇所の下は落石があるので素早く通過。


8:34 第1岩峰は左を簡単に巻く。


8:38 第2岩峰の正面には真新しい鎖が設置されていた。


第2岩峰に上がって岩稜の突端から第3岩峰。ここから目印テープが激減する。


問題の岩場にも新しい鎖が見える。


8:47 中間にテラスのある8〜9mの岩場。トラロープと新しい鎖の3本立て。下りにザイルが不要になった。岩が浮いている(○)ので注意。上から見ている。


岩にドウダンの紅が映える。


8:53 上が被って登下降が難儀な岩にも鎖が設置されていた。


第3岩峰は巻道(迂回路の表示)を使う。


9:18 迂回路から稜線に上がって少し戻れば山梨百名山の標柱が立つ第3岩峰の頂上。昼食を食べて後半戦に備える。


まずは2115m峰を目指す。


シャクナゲがうるさいが踏みあとはしっかりしている。


9:54 ここが2115mの”本当の”鶏冠山頂上。


頂上に立って目指す木賊山(右)と甲武信岳(左)が初めて見える。まだまだ遠い。


2115m峰を過ぎると石楠花の掻き分けが激しくなる。足元には細いが踏みあとがあるので心強い。


2177m峰への登り


10:49 2177m峰の頂上と思われる地点。このあたりは岩稜で眺めがいい。


11:07 山腹を巻く樹林帯に入ると時々踏みあとが判然としなくなる。たまに古いビニールヒモが見つかるくらいで目印はほとんどない。GPS頼り。


12:13 木賊山への登りは尾根の西側の樹林帯を大きく巻く。


シラビソ?の幼木が多くなって傾斜が緩むと


縦走路のここに出た。木賊山頂上標柱(○)から10mくらい戸渡尾根寄り。直前はテープ、踏み跡がしかっりしていた。”鶏冠尾根通行止め””熟達者以外危険”の標柱、看板、ロープの場所からかなり離れている。鶏冠尾根を下りに使うなら要注意。黄色いテープが目印。


12:38 展望の無い木賊山の頂上。2469m。長休憩したら甲武信岳に向かう。


甲武信岳の登りから木賊山の大きな山容を振り返る。帰りの登り返しがきつそうだ。


13:03 登山者が三々五々たむろする甲武信岳頂上。2475m。山梨百名山の標柱が傾いていた。


頂上から三宝山の展望。


13:24 鞍部に戻って甲武信小屋の上を通過。


木賊山への登り返し。


13:39 再び木賊山。体力限界で生あくびがやたら出る。ベンチで休憩したら下山開始。


13:50 戸渡尾根分岐。ここからが長い。


14:00 ザレ場から広瀬湖遠望。


15:02 下山道分岐で徳ちゃん新道を下る。ここまでが長い。


徳ちゃん新道の下半分はカラマツ林。この下りも長い。


楓の紅葉はまだ。


16:39 ようやく林道に出た。


笛吹川の源流沿いを歩く。紅葉の時期ならいい道だ。


16:49 自転車デポに到着。遅い時間だが西沢渓谷右岸道から時折人がやって来る。
帰りの雁坂みちは牧丘あたりまで漕がずに行けた。
18:14 自宅着。

後記
自転車+登山の日帰りでは限界近い行程。鶏冠尾根の第3岩峰から先は石楠花の半藪漕ぎに体力を奪われる。帰りの木賊山は甲武信小屋から巻いたほうが楽?核心は体力使い切ってからの戸渡尾根の下りだった。

DATA
山域奥秩父
所在地山梨県
日時2011年10月10日
メンバー単独
主要装備ロードバイク、ドイター20Lザック、4DM半袖、4DM長袖、トレパン、キャラバン大峰、0.9L水筒、カッパ上下、ヘッドランプ、保温用衣類(フリース薄上着)、GPS
天候晴れ
コース
甲府自宅〜国道140号〜西沢渓谷入口〜鶏冠谷出合〜鶏冠山〜2177mピーク〜木賊山〜甲武信小屋〜甲武信岳〜木賊山〜戸渡尾根〜徳ちゃん新道〜西沢渓谷入口〜自宅

所要時間)
自転車往路(自宅〜西沢渓谷右岸道入口)=2:46
自転車復路(西沢渓谷右岸道入口〜自宅)=1:25

登山登り(西沢渓谷右岸道入口〜甲武信岳)=6:48
登山下り(甲武信岳〜西沢渓谷右岸道入口)=3:46

自転車標高差/累積標高差)
882m/±1219m

登山標高差/累積標高差)
1342m/±2350m

自転車+登山標高差/累積標高差)
2224m/±3569m

コース概要)
自転車走路/走路断面


登山コース

GPSによるトラッキング。