2:36 自宅出。鶏冠山林道の状況がわからない。登山記録に舗装との記述があるが詳細は不明である。よって今回はMTB。
3:51 国道140号牧丘トンネルを抜けたら県道219号へ左折する。既に脚に来ているがここからが本番。
4:01 前回金峰山行で立ち寄った中牧神社前で休憩。半袖にスリーブでは暑い。自販機はこの辺が最終になる。
4:35 雨予報はないのに小雨が降り出す。カメラ、GPS、携帯をビニール袋にくるんで濡れに備える。
5:47 栃ノ木の水場で休憩。
6:10 琴川ダムの湖面が見えた。ここから少しだけ下り。
6:11 最終の民家になる柳平の民宿金峰山荘。ここからゲートまでは激坂。
6:22 冬季閉鎖ゲートに到着。大弛峠まで14kmの地点だ。
ゲートの上は軽い上り〜下りと10%超えが交互にくる。ギアの切り替えが激しい。雨が強く。
6:54 六本楢という鶏冠山林道(西線)分岐。一般車は通年通行禁止。自転車、歩行者への注意書きはなかった。
ゲートのすぐ先でダートになる。勾配は7%くらいで一定、所々カーブのみ舗装。車速は5〜7km(歩きの倍くらいで)でゴリゴリ行く。
7:44 本降りになる。カッパを着ているとトラックが数台通過、どこへ行くのか聞かれる。
7:55 残り1/3位で完全舗装に変わる。小降りに。
水汲みによさそうな小沢が数か所あった。
8:18 シラビ平近くで工事現場にぶつかるが自転車の通行には支障なし。
8:21 稜線が低くなって峠のような地形に変わる。
8:31 標高2154mのシラビ平に到着。ここまで舗装路だが先は不明。開けて気持ちのいい場所だ。右に黒金山、左に北奥千丈、国師ヶ岳に向かう登山道が開いている。
ここまでの鶏冠山林道はダート6.5 舗装3.5。乗車9 押し1。長時間サドルに座っていると尻が痛く、時々の押し歩きで血行をよくしないと。
漢字では白桧平で”シラビ”平が正しい?ちょろちょろの水流があって透明だが飲むには気が引ける。
8:57 寒いのでカッパの下に湿った長袖下着を着て出る。グローブが濡れて手が冷たい。
シラベ(シラビソ)の樹林帯に突っ込むが赤テープが過剰なくらいあるので進行に問題なし。
いかにも奥秩父といった感じ。
9:11 数か所あるダケカンバの群生地。
9:19 奥千丈岳までに2か所の急登があった。
苔むす登山道。
倒木地帯は2か所くらいで少ない。よく伐採されていた。
9:55 2409mの奥千丈岳に到着。三等三角点と新旧の山名表示板が数枚。気温12℃。グローブの水を絞るが冷たくて手がしびれる。
10:16 2511m峰手前の巻き道(地図上の登山道はズレている)はセリ出た枝が顔にあたって地味〜に辛い。雨はやんでいるがカッパ着ていないと濡れる。
10:44 北奥千丈岳手前の急登。長くは続かない。
11:01 上空が開けて露岩と石楠花が出てくると
11:08 奥秩父最高峰の2601m北奥千丈岳に到着。360°の大展望 (のはず)。右は国師ヶ岳方面。初めて登山者に出合う。
11:12 北奥千丈から数分歩くと大弛峠と国師ヶ岳を分ける三繋平(みつなぎたいら)。
国師ヶ岳に向かう。石楠花新道に比べて道が広い!
11:19 2592m、山梨百名山の国師ヶ岳に到着。さっきまで居た北奥千丈岳の展望。
頂上の北側は樹林で展望がない。指導標の山名に奥秩父の縦走路を感じる。
11:33 戻りの三繋平。大弛峠から車の走行音が聞こえてきた。
11:38 帰りの北奥千丈岳。
12:20 奥千丈岳戻り。急降下に備えて靴ヒモを締め直す。
帰りのダケカンバ群生地。
新道時代の指導標。達筆だ。
13:09 MTBデポに到着。予定していた黒金山の往復は時間が微妙だし足もきついのでやめた。
13:34 出る時は寒さと泥水対策でカッパは着たまま。
サスのトラベル量を最大にして林道を飛ばす。
13:55 シラビ平から21分で林道終点に到着、帰りは早い。
14:00 柳平冬季閉鎖ゲート通過。ダム下で軽トラを追い越す。半ヘアピンのブラインドカーブが多く、大回りは厳禁。
15:13 自宅着。下界は晴れわたって雁坂みちに出たところでカッパは脱いだ。国道の走りは暑かった。
後記
石楠花新道は大弛峠からのお気楽コースのおかげで今は廃れている登山道である。古い指導標が随所にあって往時をしのばせる。アプローチの鶏冠山林道は自転車(MTB)を使って効率よく消化できた。上りのメリットは感じないが帰りはさすがに早い。奥秩父らしい、深山の雰囲気を感じるいいコースであった。
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