山梨百名山
2015年7月22日
大菩薩・湯ノ沢峠から大蔵高丸、ハマイバ丸、大谷ヶ丸、滝子山/自転車+登山

甲府〜県道218号〜焼山沢真木林道〜湯ノ沢峠〜大蔵高丸〜ハマイバ丸〜大谷 ヶ丸〜滝子山〜大谷ヶ丸〜曲沢峠〜景徳院〜甲府

500円札の絵柄(裏)で有名な滝子山に行き先を決める。周辺はMTBのトレールの宝庫である。登山だけではもったいない。 

■入山経路 甲府〜国道411号〜国道20号〜県道218号〜焼山沢真木林道〜湯ノ沢峠
■山域    山梨県・大菩薩
■メンバー  単独
■天候    晴れ/曇り



5:05 普段よりハンドル幅を40mm広くして出る。


勝沼へは国道411号で国道20号をエスケープする。高架橋のアップダウンが無く、車少な目で走りやすい。


勝沼からはゆるい登坂で国道20号を東京方面へ。県道分岐までに短いトンネル1本とロックシェード1本あり。


06:27 甲斐大和駅の先で県道218号へ入る。

6:33 登山届のポストが設置されてる景徳院の駐車場でトイレ休憩。帰りは右手へ下ってくる。

7:19 やまと天目山温泉は自販機があって休憩によい。


7:22 天目山温泉の先で焼山沢真木林道へ入る。


林道前半の勾配はきつい。


8:21 車はかろうじて通過可能か。


8:26 思わず休憩のあずまや。しかし中はゴミだらけだ。何かを燃やした跡まであった。


林道終点までの2kmのダート。


9:09 トイレが建つ林道終点に到着。


9:17 湯ノ沢峠手前の段で自転車を押し上げる。


09:19 湯ノ沢峠の四辻から大蔵高丸に向かって縦走を開始する。


9:22 斜面を押し上げると前回はなかった食害防止柵と数多くのゲートにぶち当たる。自転車通行禁止の貼紙(最初のゲートに1枚)があって驚く。国、県、市道、私有地でも無いのに通行禁止とはなに。公的情報は一切なく根拠も不明。網で囲まれた茅の原っぱでどこかの空地のような景観になってしまった。

大蔵高丸の頂上手前の道は整備されているが走りには急で押しになる。

09:48 大蔵高丸(1781m)着。小金沢連嶺ほか大展望。


南へハマイバ丸に向かって登山道が伸びる。


10:05 茅が繁茂する草原地帯はソフトに走る。時折ぺダルが茅に引っかかってバランスを崩す。

10:08 樹林に囲まれるハマイバ丸(1752m)に到着。ここまで柵、ロープ、門扉、表示類がうるさく、大蔵高丸から人工物だらけという印象。自然景観破壊でしょう。


向かう先の景色


10:11 ケルンらしきがあった1640m峰。


10:12 ズルズル滑る露岩地。


時々乗車。


来し方を振り返る。このあたり、イバラの株が多く通過注意。トゲは踏むとタイヤを貫通するし背の高いものは手で払わないと大変だ。 


10:31 向かう先の景色、すばらしい。


10:37 天下石山頂というのを通過

10:52 米背負峠の先から大谷ヶ丸までは本日一番の担ぎ上げになる。上までに3回休憩。ハマイバの途中で追い越した登山者夫婦に追いつかれた。


11:24 大谷ヶ丸(1643m)に到着すれば後半戦、自転車をデポして滝子山を往復する。登山者夫婦はここから湯ノ沢峠に戻るという。


滝子山へは出だし下り(振り返り)、長い往復だしMTBを使えば時間も体力も大幅にロスる(予想)。


下りを過ぎれば長い平坦路。


12:20 白縫神社と名ばかりの鎮西ヶ池。


12:26 木の階段を登り切ると滝子山手前の鞍部に出る。

12:31 山梨百名山、滝子山(1720m)着。展望抜群。富岳十二景の案内板の下に気色の悪いモノがあった。撤去したいが木陰に先着者がいるので止めておく。


山頂から大月方面の眺め、富士山が見えていれば絶景だろう。


12:42 鞍部戻り。


13:43 大谷ヶ丸に戻って下山準備。山頂のみ乗車可でこの先本日一番の担ぎ降ろしになる。


13:45 急降下開始、この先手が離せず写真もない。MTBで来たことを後悔する下りだ。
 

13:52 急降下が終わればMTBのテクを総動員する本コース最大の下り乗車区間になる。地獄から天国へ。MTBで来た事に至福を感じる区間だ。


快適乗車区間が延々続く。


調子に乗りすぎてシューズをどこかで落とす。200m戻って回収。


14:10 有名な?防火帯分岐


快適乗車区間。


14:18 コンドウ丸(1392m)に到着。


快適乗車区間

14:31 曲沢峠(1372m)着。下山ルートは事前に確認したとおりでこうなっていた。大鹿峠方向に向かう。


快適乗車区間


14:38 1236m峰の登りの手前で景徳院に下る道へ入る。


トラバースを終えると尾根状を呈し、ライドテクの難度が増す。おもしろいところは写真に写っていないので勘違いなきよう。見えない先は急斜注意。繁った枝を踏むと巻き込んでディレーラーを壊す。


ヒノキの植林が出ると里が近い。快適乗車区間。


最後、台風?で深くえぐれた区間、押しが入る。


15:23 擁壁につけられた細道を下ると田野集落に出て登山道終了。


15:24 道なりに下って景徳院の境内を通過。


さらに下って県道218号に合流。


15:29−15:56 景徳院駐車場で飲料を補給し、半袖を洗って下は履き替え帰宅準備完了。ここより下に適当な温泉はない。県道の下りで木材運搬トラックに追いつき、国道20号では勝沼まで車に1台も追い越されなかった。


16:42 市街地に入ると気温が跳ね上がる。洗った衣類が乾ききる前に身延方向からの熱風に逆らって自宅着。

後記
大谷ヶ丸までは押し、担ぎが多く、MTBで来たことを後悔する。しかし大谷ヶ丸の下からが本領発揮である。
縦走路はMTBでは簡単にエスケープできるコースがない。メカ、タイヤトラブルは厳禁。

*自転車通行禁止の貼紙について 
大蔵高丸の門扉に掲げられていた自転車通行禁止の貼り紙が気になっていたのでそこに書かれている甲州市観光交流課に電話してみた。 
まず門扉、柵、網はシカによる食害防止が目的でありそれ以外の目的はないこと。貼り紙の”自転車の通行禁止”の法的根拠を聞くと、自然公園法や自然保護条例などの根拠は一切無く、登山者から狭い道で自転車とのすれ違いで危険を感じたとの意見があり表示したとのこと。直前に電話した山梨県森林環境部みどり自然課からも同じ話を聞かされたが、詮索すれば発信元は同じ観光交流課の同一人物である。当該地区の管理所有者の山梨県県有林課は、そのような強い表現の表示は許可していない、登山者からの意見にしてもそのような文面を受け取っていないし過去の記録もないという回答であり、条例や法的な根拠もなく、借地人の甲州市観光課が公共の山岳地に無断で禁止表示を行っていいのか、当該のおかしな貼り紙を撤去しろという指摘に対しては今後意見をとりいれて検討しますとの回答である。(2016年6月現在)

DATA
山域奥秩父・大菩薩
所在地山梨県
日時2015年7月22日
メンバー単独
主要装備MTB、MTBシューズ、ボトル、18Lザック、バイカーズポロ半袖、2XUショーツ、長袖下着上、タロン212、0.5Lペットボトル、カッパ上下、ウィンドブレーカー上、ヘッドランプ、GPS、デジカメ
天候曇り/晴れ
コース
甲府自宅〜国道411号〜国道20号〜県道218号〜焼山沢真木林道〜湯ノ沢峠〜大蔵高丸〜ハマイバ丸〜米背負峠〜大谷ヶ丸〜滝子山〜大谷ヶ丸〜コンドウ丸〜曲沢峠〜景徳院下降口〜景徳院〜国道20号〜国道411号〜自宅

所要時間)
自転車往路(自宅〜湯ノ沢峠)=4:49
MTBライド(湯ノ沢峠〜景徳院)=3:26
登山(大谷ヶ丸〜滝子山往復)=2:19
自転車帰路(景徳院〜自宅)=0:46

自転車+登山最大標高差/累積標高差)
1563m/±2779m

コース概要)
自転車走路/走路断面


登山/MTB

GPSによるトラッキング。