山梨百名山2016年6月27日
奥秩父・御岳参道
MTBで羅漢寺山縦断/自転車+登山

甲府〜荒川サイクリングロード〜昇仙峡口〜御岳町登山口〜八王子八雲神社〜弥三郎岳〜八雲神社〜自然観察路〜廃林道〜県道101号〜甲府

金桜神社を起点とするかつての御岳参道の一つをMTBで縦断してみる。このルートの一部は甲斐市が管理するふる里自然観察路にもかかっている。
秩父多摩甲斐国立公園の一部を通行する為、山梨県と甲斐市へ自転車の通行の可否を問い合わせると、自然公園法や条例に適用なく、登山者との安全のみが懸念とのことである。

■入山経路 甲府〜荒川サイクリングロード〜昇仙峡渓谷道路〜県道7号御岳町登山口
■山域    山梨県・奥秩父
■メンバー  単独
■天候    晴れ



9:39 自宅出。遅い時間で暑さが心配。


9:56 多くの道路橋をくぐって荒川サイクリングロードを上流に向かう。ここは中央線の下。


10:15 金石橋から県道7号に出てゆるく登ってゆく。


10:32 長澤橋を渡れば昇仙峡入口。


平日の渓谷道路は時々後ろから車が来るので注意 トテ馬車の追い越しはスピードダウン。
*)休日は自転車含めて車両通行止め


10:49 県営駐車場で目的地の頂上をみながら汗を拭く。


トンネル後半区間で覚円峰を横から。


11:21 県道7号の御岳町登山口。石垣の上に羅漢寺山の道標がある。


手前が駐車場の舗装道路を奥へ。先に霊園の駐車場があって車10台は可能。ここは自然観察路ガイドブックに馬頭観音が写っていた場所だが。


11:37 舗装からダートへの切り替わり。林道の下半は急で4km/h以下なら押した方が楽。


林道中間地点、ヒノキ植林帯は勾配ゆるく快適乗車が長く続く。

11:56 八雲神社下の板敷にあっけなく到着。登山口からここまで押しが入っても35分。北東側へ山麓駅へ向かう登山道が開いている。


11:57 板敷の20m手前に下福沢の道標を見つけて入ってみる。御岳道の一つらしい。


12:01 数分登って小ピークに家形の石祠を5基見つける。地面にまとめて直置きされているが元は柵で囲われた場所にあったのでは?

12:06 山頂部の八雲神社に到着。巨大な石祠が拝殿の西に鎮座している。石鳥居には西暦2000年”の文字、新しいものは胡散くさい。


本尊の足もとには石祠が4基並んでいる。2本あるはずの支柱はどこへ?


12:24 登山用のタロン212に履き替えMTBをデポして弥三郎岳に向かう。


12:35 小看板脇の松に古い鎖が巻きついている。ここから東〜南側をトラバースして古い登山道が頂上へ回り込んでいるのは知る人ぞ知る。


弥三郎岳頂上は上下2段、ここを上がると


12:37 賽銭に荒らされる三角点(笑


12:59 八雲神社戻り。下り準備中に通りがかりのロープウェイ客から質問を浴びる。下に軽トラがあって広い道が下っているので説明は簡単。サドルは下げる。


13:02 うぐいす谷展望台へ降り、富士山遥拝所の脇から小脇担ぎで下る。地図の登山道表記がデタラメで初めてだと彷徨うだろう。


13:04 岩にステップが刻まれる急な下りは抱えて10mくらい。


13:07 その下の大岩までが難所で以降は乗車。


13:11 羅漢寺沢の鞍部に到着。鞍掛岩の表示を見逃さない。

萬霊塔は据置台から落ちて倒伏している。


鞍部からは樹間に鞍掛岩が見える。歌川広重が写生帖に描いている奇岩でこの場所が御岳道である証。


13:16 MTBをデポして白砂山に向かう。


13:23 白砂山の頂上から左のドームが兜岩、右の弥三郎岳直下が鎧岩。(名称は甲州天台山羅漢禅寺図より)

13:27 一つ先のピークに転進。


西の稜線に踏み跡が伸びているがMTBから離れるので戻る。


13:36 MTBデポ戻り


シングルトラック。


数か所ある大きな倒木。


谷側が切れて外傾している個所はMTBを抱えて通過する。


所々に短い難所があるが総じて古の街道は快適な走行。


距離が稼げる。


13:45 MTBをデポして白山の往復に数分。


13:46 白山から茅ヶ岳、太刀岡山。視界は半分だが大展望。


白山分岐は開けている。


乗っていけるか微妙な場所。

13:54 獅子平方向へ下る前に太刀の抜き岩に立ち寄る。


13:56 御岳道の証、太刀の抜き岩。損傷注意、登るなって


”街道”を駆け抜ける。


14:02 小沢横断と崩落個所現る。でも手前で廃林道に入るので関係なし。


獅子平への道から分かれて廃林道へ突入する。アーチが目印。


出だし崩壊個所は抱えて歩き。数m。


14:07 ヒノキ植林帯は1ヵ所間伐材の散乱、10mもない。焦らない。


ほとんど使われていない林道。


14:12 下は急な簡易舗装。県道101号に合流すれば山道終了。山頂部からここまで名所を全部まわっても1時間13分である。
14:58 金石橋から荒川サイクリングロードを経て帰宅。

後記
登り下りを別パートで事前走行しているので緊張感なし。史跡、遺構はほとんど見当たらないがユニークな自然景観に御岳道の証がある。いにしえのド観光ルートである。

*)自転車の乗り入れに関する問い合わせ先
秩父多摩甲斐国立公園:山梨県森林環境部
ふる里自然観察路:甲斐市役所商工観光課

DATA
山域奥秩父・羅漢寺山
所在地山梨県
日時2016年6月27日
メンバー単独
主要装備MTB、MTBシューズ、登山用シューズ(タロン212)、ボトル、12Lザック、バイカーズポロ半袖、サイクルショーツ、0.5Lペットボトル(水筒)、雨具上下、ヘッドランプ、GPS、デジカメ、行動食
天候晴れ
コース
甲府自宅〜荒川サイクリングロード〜金石橋〜県道7号〜昇仙峡渓谷道路〜県営駐車場〜県道7号〜御岳町登山口〜八雲神社〜弥三郎岳〜八雲神社〜うぐいす谷展望台〜羅漢寺沢鞍部〜白砂山〜白山〜太刀の抜き岩〜獅子平分岐〜廃林道〜県道101号〜金石橋〜荒川サイクリングロード〜自宅

所要時間)
自転車往路(自宅〜八雲神社)=2:26(下福沢への自然観察路探勝含む)
自転車復路(八雲神社〜自宅)=1:59

登山往路(八雲神社〜弥三郎岳)=0:13
登山帰路(弥三郎岳〜八雲神社)=0:22

自転車+登山・標高差/累積標高差)
849m/+1224m−1149m

コース概要)
自転車ライド+登山コース断面

自転車ライド+登山コース

GPSによるトラッキング。