自宅から日本最高所の車道峠に自転車で漕ぎあげて、4時間超の金峰山登山を付け足す。普通なら実行しないバカな行為だが困難ならばこそやる価値がある。
■入山経路 甲府自宅〜国道140号雁坂道〜県道219号〜杣口林道〜川上牧丘林道〜大弛峠
■山域 山梨県・奥秩父
■メンバー 単独
■天候 晴れ
2:56 甲府の自宅をそろっと出る。過去一番に早い時間。今回はビンディングシューズなので山用のシューズは自転車にくくりつけた。
雁坂道を牧丘に向う。笛吹市までは路側帯が広い。
4:00 牧丘トンネル。
4:06 牧丘トンネルを抜けたらこの表示で左に入る。住宅地を抜ける道だがいきなりの急坂。長く激しいヒルクライムの始まりである。
4:09 住宅地の坂を登って最初に出会うT字路は表示にしたがって右へ。
住宅地、段々畑、ブドウ畑の中を直線的に登っていく。
4:46 電光板にダムまでの距離表示が出てモチベーションがあがる。ここ以降、住宅が見えなくなった。
ダムまでの残距離表示板。設置間隔は100m〜300m。
6:02 富士山が見えた地点。
この頃の休憩は30分間隔。勾配は5%〜9%くらいで緩急が周期的にくる。
6:26 古木の脇に水場があった。
6:44 前半の目標である琴川ダムに到着。ここからちょっとだけダウンヒルがあってうれしいがすぐにキツイ登りになる。
7:00 ダムから一登りしたところの冬季閉鎖ゲート。ここから道幅が狭くなって後半戦に入る。大弛峠まで14km!の表示。
コメツガの林に続く道。このあたりは緩いアップダウンと急勾配の登りが周期的にくる。
7:26 この分岐で林道川上牧丘線に入る。右のゲートは西沢渓谷に向う林道(鶏冠山林道西線)だが通行止め表示で閉まっている。この辺から4kmほど水平区間(軽い登り)が続く。
7:42 甲斐駒が見えた。
金峰山の五丈岩も見える。
後半は定規で当てたような7%くらいの勾配がずーっと続く。どんどん休憩の間隔が短くなって、このあたりでは10分間隔。
8:46 あと4kmの地点。終わりに近い脚にはつらい距離だ。尻が痛く変なポジションでこぎ続けたので背中、腰も痛い。車はここまでに20台くらいが通過していった。
9:27 九十九越しに稜線が見える。
空が開けて峠が近い。
9:45 標高2360mの大弛峠に到着。右手のすぐ上に大弛小屋が建っている。小屋裏手の勝手口に水場あり。
峠の脇にあるベンチで脚の回復をはかりながら登山準備する。ここは金峰山への登山口でコースタイムは山頂まで2時間40分。
10:13 金峰山に向う。
10:34 朝日峠を通過。
11:04 朝日岳山頂に到着。樹はあるが登山道方向に大展望あり。
行く手に金峰山が見える。左は鉄山という山だが巻いてしまう。
シラビソの立ち枯れ。
11:37 巻き道から鉄山に向うこともできる。
石楠花とハイ松が出てくると森林限界。
森林限界から金峰山へは花崗岩の岩塊を歩く。
隣に見える瑞牆山。
12:07 金峰山2599mに到着。登山道が交差しているので人が多かった。
山頂から少し下ったところにある五丈岩の下で昼食にする。
岩を途中まで登ってみる。
五丈岩の信州側。
北側に見える小川山。
12:30 下山開始。
下りは森林限界まで展望抜群。
13:30 朝日岳山頂のベンチで昼寝してみる。気持ちよかった。
朝日岳の下りから。峠に伸びる林道が見える。
14:24 大弛峠に戻る。信州側の林道に車があふれていた。
14:52 大弛峠を後にする。水平に下るまでは風を切ると寒いが半袖でそのまま行く。長いダウンヒルはカーブで2回対向車に出くわしたのでブラインドカーブでの大回りは厳禁である。
16:45 雁坂道に出てからは暑かった。南からの強風に逆らって自宅着。今日は明るいうちに戻れた。
後記
鈍重なフルサスのMTBで日本屈指の車道峠に漕ぎあがる、挑戦と言えばそれまでだが使った自転車は畑違いもいいところだ。アスファルトの林道ならヒルクライム仕立てのマシンを駆って、もっとスピーディーに駆け上がるのが今流のやり方だろう。
DATA
山域 | 奥秩父 | 所在地 | 山梨県 | 日時 | 2010年9月2日 | メンバー | 単独 | 主要装備 | 20Lザック、イノヴェ8、4DM半袖、半パン、カッパ上下、0.9L水筒、MTB、保温用衣類(レッグウォーム、4DM長袖)、7Wマグライト | 天候 | 晴れ | コース | 甲府自宅-国道140号(雁坂道)-牧丘トンネル出口-大弛峠-朝日岳-金峰山-往路戻り-自宅 |
所要時間)
自転車往路(自宅〜大弛峠)=6:49
自転車復路(大弛峠〜自宅)=1:53
登山登り(大弛峠〜金峰山山頂)=1:54
登山下り(金峰山山頂〜大弛峠)=1:54
自転車標高差)
2107m
登山標高差/累積標高差)
239m/650m
コース概要)
自転車走路/走路断面(往復)
登山コース
トラッキングは手書き
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