仕上げ

原型製作  鋳型製作  吹き


鋳上がった作品の湯道を切り取り、サンド
ブラストで表面に残った砂を取り除きます。

ディスクグラインダーで最終的に鏡面磨き
する部分を削って形を整えていきます。こ
の際、グラインダーの刃を、40番から120
番までだんだん細かくして表面を滑らかに
してゆきます。

綺麗に繋がるように、接合部、底面の
すり合わせをします。

こうして荒仕上げの終わった二つの部品
をボルトで繋ぎます。

別の部品も同様に、綺麗な曲面を意識し
て仕上げていきます。

バリなどを鏨を使って取り除き、調子や、
マチエールをを整えます。

「水面」になる2ミリの真鍮板を型紙どおり
に切り抜きます。真鍮板の表側は傷がつ
かないようにガムテープを貼っています。

真鍮板を本体にネジ止めするためにタップ
でネジを切ります。

銅板も本体に合わせて切り抜きます。

それぞれの部品を置いてバランスを見ま
す。

耐水ペーパーを使って水研ぎで仕上げて
ゆきます。120番から2000番まで、最
初は細かく番数を上げてゆき、400番か
らは200番ずつ上げてゆきます。

最終的には機械を使わず、手で仕上げ
ます。

「木」になる部品を12ミリの真鍮板から
切り出します。

ハンド、ディスク、ベルトの各グラインダー
で細部を削りだしてゆきます。

各部品を組み立てて全体のバランスを見
ます。

もう一度ばらして最終的な仕上げに入りま
す。ハンドグラインダーでバフ磨きします。

「木」の部品もバフで磨きます。

銅板に硝酸銅水溶液で緑青をふかせて
ゆきます。

炭火と、バーナーで暖めながら水溶液を
霧吹きでかけてゆきま
す。

十分に緑青がふいたところで天日で乾
かします。

すべての部品が出来上がりました。 さ
あ、あとは組み立てです。

完成です。
以下、細部の写真です。

原型製作  鋳型製作  吹き
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