グラスが出来るまで




回転式研磨機
円盤状の砥石
  
砥石には人工ダイヤ製と砥石製がある
木盤
毛車
バフ(布)
裸電球
(小林氏独特?)



作品の構想→原材料の選定→割り出し→親骨を描く→筋彫り→摺り→磨き




それでは、小林さんの切子作りじっくりご覧下さい、始まり、はじまり〜

作品の構想  鉢、皿、グラスの他に、最近では電気スタンドや置物なども作られている。作品の種類、色、大きさ、デザイン

などをじっくりと考える。 今回はグラスを作ります



原材料の選定

ガラス生地は、厚さ・大きさなどを指定して〈HOYAガラスなどの〉ガラス工場に
注文する。 この時、重ねガラス(赤と透明、青と透明などの二重ガラス)など、細かい注文もする。


 グラスの模様はこのように変化していきます 


割り出し

硝子生地に図柄を直接描く。大きなもので連続したデザインなどの場合は、
ロクロ台に乗せて型紙を当てながら割り出していく。



親骨を描く

もっとも中心になる図柄の親骨をまず描く。
これで全体像の骨格が決まることになる。



筋彫り


  

デザインが決まったらカット作業に入る。 
回転式研磨機に円盤状の砥石を付けて、
これを回転させカットする部分を彫る。 
砥石には人工ダイヤ製、砥石製のものがあり、
適宜使い分ける。




摺り

筋彫りした部分を摺り上げ、光沢を出す。 砂を水桶の中に沈殿させ、沈んだ砂から順に、荒摺り用、二番摺り用、三番摺り用
として用いる。 大きく分けて三段階の作業になる。


磨き

摺り口を指先で撫で、ザラツキが完全になくなったところで木盤を用いて親骨を磨き、最後に毛車を用いて細かい部分を磨き、
最後はバフで仕上げる。














1.矢来切子
2.格子切子
3.麻の葉切子
4.魚々(ななこ)切子
5.篭目切子(八角)
6.篭目切子(六角)
7.くもの巣切子
8.菊篭目切子
9.菊つなぎ切子
10.笹の葉切子
11.菊の切子
12.市松切子
13.七宝切子
14.かまぼこの切子