メリセウスの落日 


 メリセウス要塞が陥落し、守備についていた将兵たちは王国軍に捕縛された。最後まで抵抗したカスパルは激しい攻防の末に重傷を負い、意識を失ったところで縄をかられたのである。
 牢屋で目を覚ましたカスパルは、上体を起こそうとして自身の体の異変に気がついた。治癒魔法によって傷はほとんど塞がっていたが、やけに上半身が重いのだ。
 違和感に視線を下げたカスパルは、自身の胸が大きく膨らんでいることに気がついた。腫れているわけではない。まるで女性の乳房のようになっているのだ。
 逞しい筋肉に覆われていた手足もすっかりと細くなり、なだらかな曲線を描いている。まさか、下もだろうか――それを確認するか否かで逡巡していると、ふいに通路から足音が聞こえた。
「目が覚めたか、カスパル=フォン=ベルグリーズ」
 足音の主はカスパルが捕えられている牢屋の前で足を止め、格子の向こうから声をかけくる。
 身なりからして、王国軍の士官だろう。後方には部下らしき男たちが数人立っており、にやにやといやらしい笑みを浮かべてカスパルを見下ろしていた。
「……オレの体になにしやがった?」
 カスパルは男たちを睨め付ける。発した声は普段のカスパルより幾分か高く、声帯までもが変化していることを物語っていた。
「なに、実験のために適正な姿になってもらっただけだ」
「実験だあ?」
 カスパルは訝しげに首を傾げる。
「お前は紋章持ちではないようだが、親であるベルグリーズ伯は紋章持ちだと聞いている。隔世遺伝で紋章持ちが生まれるかどうか、その確率がどれ程のものか、お前の体で試させてもらおう」
 紋章持ちの子供は紋章持ちの親から生まれやすいとされているが、そうでない場合もあり、法則は未だ謎に包まれている。紋章の有無にこだわる血統主義の王国の人々にとって、その解明は重要事項なのだろう。
「なにも私たちは捕虜を強姦しようというわけではない。これは交換条件だよ。お前が膣で兵士たちの精液を受け入れるたびに、捕虜となっているお前の部下を一人ずつ解放してやろう。だがもし拒否するなら……」
「なにが交換条件だよ、つまり人質がいるって言いたいんだろ? 反吐が出るぜ」
 男の言葉を最後まで聞かずとも、カスパルはその先を察した。
「話が早くて助かるよ。どれ、まずは膣を見せてもらおうか」
「くっ……」
 カスパルは歯噛みしながらも男の指示に従い、下衣を脱いで下半身を露出させる。そこにはやはり男性器は存在せず、代わりに女性特有の割れ目が存在していた。
「ほう、なかなか綺麗じゃないか。ほら、もっとよく見えるように脚を開け」
「黙ってろ変態野郎……さっさと終わらせやがれ」
 屈辱的な言葉を投げかけられながらも、カスパルは怒りを押し殺しながら命令に従う。床に尻をついて膝を曲げた体勢で股を開くと、男たちの好奇の目がカスパルの秘部に集まった。
「中がよく見えないな。襞を自分で開いて奥までよく見えるようにしろ」
「……ッ!」
 卑劣な要求にカスパルは絶句するが、人質がいる以上逆らうことはできない。唇を噛み締めながら両手の人差し指を使って襞を広げると、奥に隠れていた膣口が露になった。
 小振りな肉芽や桃色の粘膜はおろか、処女膜や子宮口までもが外気に曝される羞恥に、カスパルの体がふるふると戦慄く。そんなカスパルの姿を見た兵士たちは下卑た笑い声を上げた。
「ははっ、帝国の大貴族がいいザマだな!」
「ぶっ壊れるまでに何人咥えられるか楽しみだぜ」
「ぐっ……てめぇら……」
 男の言葉に、カスパルは射殺さんばかりの視線を向ける。しかしそれは男たちにとっては興奮材料にしかならず、むしろ嗜虐心を煽る結果となっただけだった。
「よし、お前らこいつを犯せ。なに、帝国の人間に情けをかけてやる必要はない。どうせ何十人と殺してきたんだろう」
 部下の一人が返事をしてカスパルの背後に回り、両腕を掴んで床に縫い付けた。さらにもう一人の男がカスパルの足首を掴み、左右に大きく開脚させる。そして士官の男に指示されるがまま、カスパルの秘所へと手を伸ばした。
「貴族を犯せる機会なんて滅多にねえからな。せいぜい楽しませて貰うとするか」
「ひっ……!?」
 男の太い指が慎ましく存在を主張していたカスパルの陰核に触れる。そのまま皮ごと摘まむようにして扱き始めると、カスパルの口から苦悶の声が上がった。
「ここ弄られるとひとたまりもねえだろ? 気持ちいいか?」
「ふざ、けんな……そんなわけあるかっ……」
 否定しながらもカスパルの体は反応しており、男の愛撫によって陰核がぷっくりと膨らんでゆく。その変化を見て取った男は口角を上げて笑うと、今度は包皮を剥いて直接カスパルの陰核に触れた。
「ひああぁっ!?」
 敏感な部分を乱暴に擦り上げられ、カスパルの腰が跳ね上がる。カスパルは反射的に脚を閉じようとするが、数人の兵士に押さえつけられているためほとんど動かせない。
「ほれほれ、どうした? もっと声出せよ」
「んあっ、くぅっ……そこばっか、触んじゃねぇっ……」
「そうかそうか、中も弄ってほしいってか」
 男は剥き出しになったカスパルの陰核を摘んでコリコリと刺激しながら、もう片方の手で膣口を探った。
「やめろぉっ、そこはだめだっ……!」
「なんだこりゃ、もうぐちょ濡れじゃねーか」
「ち、違っ……んあっ!」
 男に指摘されてカスパルの顔が羞恥に染まる。カスパルの膣口からはすでに愛液が滴っており、股間を伝い落ちたそれが肛門まで濡らしていた。
「ああっ……くっ、んぅっ……ひあっ、あうぅっ!」
 男はカスパルの反応を楽しむかのように膣の浅い部分を掻き回し、ときおり思い出したように陰核を強く押し潰す。そのたびにカスパルはビクンと体を震わせ、喉奥から甘い声を漏らした。
「んひィッ……や、やめぇっ……!」
「おいおい、こんなに濡らしておいて嫌はないだろ? 本当は感じてるんだろうが」
「ふざけん、なっ……誰がお前なんかに……ひぎぃいいっ!?」
 悔しげに呟いた瞬間、男の指がカスパルの陰核をぎゅっと強く抓り上げる。その衝撃にカスパルの体はびくんと痙攣し、尿道口からぷしゅっと潮を噴き出した。
「お、イッたか」
「こいつ、初物の癖に潮吹いたぜ」
「はあ、はあ、はあ……この野郎……」
 絶頂を迎えたことで呼吸を荒げるカスパルだったが、それでも男に対する敵意を失わずに睨み付ける。そんなカスパルの乳房を別の男が踏みつけた。
「あうっ……!」
「口には気をつけるんだな。お前の部下の命を握っているんだということをよく覚えておけ」
 カスパルの乳房をぐりぐりと踏みつけながら、男は冷酷に言い放つ。柔らかな膨らみが無慈悲に潰れ、尖った先端が押し込まれる痛みにカスパルは顔を歪める。
「て、めえっ……」
「まあいいだろう。続きといこうか」
 胸を踏みつけていた男は足を離すと、位置を変えてカスパルの股間に手を伸ばした。そして愛液と潮でどろどろになっている秘所に指を突き入れ、そのまま激しく動かし始める。
「どれ、手だけで何度イけるか試してみるか」
「ひィッ! ひいいィッ!」
 男は陰核の裏側にあるざらついた部分を指の腹で何度も擦り上げ、カスパルの弱点を的確に刺激した。膣内を滅茶苦茶にかき回され、カスパルの口から悲鳴が上がる。
「ここが好きみたいだな。ほれ、またイキそうなんじゃないか?」
「イクわけねえだろっ……くひいいいっ!」
 反論すると同時に陰核を指の腹で潰され、カスパルは背筋を大きく仰け反らせた。ぐちょぐちょと音を立てながら膣壁を蹂躙されるたびに、カスパルの口から甲高い喘ぎ声が漏れる。
「あひっ、ひああぁっ! やめ、やっ、イクゥッ! イグぅッ!」
 内側と外側から挟むように陰核を刺激され、カスパルは呆気なく達してしまった。ぷしゃっと音を立てて潮が噴き出し、膣を弄っている男の手を濡らす。
「はは、またイッたぞ。帝国最強ベルグリーズ家もこうなっちまえば呆気ないもんだな」
「あっ……う……」
 男がカスパルの膣から指を引き抜くと、粘ついた愛液が指と膣のあいだで糸を引く。カスパルは力なく脚を開いたまま、その光景を呆然と眺めていた。
「豆がビンビンに勃ってるな。ここにこいつを当てたらおもしろいことになるだろうなあ?」
 次に男が取り出したのは小さな卵のような器具だった。持ち手らしき部位から太い紐が伸びており、その先に球体が繋がっている。リンハルトが愛用していた『魔力で振動する疑似餌』に似ている――とカスパルは感じた。
「何かわからねえって顔だな。もしかして、女ともしたことないのか? これはこうやって使うんだよ」
 男はにやにやと笑みを浮かべながら、カスパルの陰核に球体をあてがう。
 冷たい感触にカスパルの体がぴくりと震えたが、男はそれに構わず魔力を込める。すると、球体が小刻みに振動してカスパルの陰核に刺激を与え始めた。
「うあっ、ああぁっ!」
 強烈な刺激にカスパルは身を捩り、かぶりを振って快感から逃れようとする。しかし、男はさらに強く玩具をカスパルの陰核に押し付け、振動を激しくしていった。
「どうだ? 気持ちいいだろ? こいつは女のここを刺激してイかせるためのもんなんだぜ」
「やめ、やめろぉっ……!」
 カスパルは必死に懇願するが、男は笑いながら更に振動を強くしていく。カスパルの陰核はすっかりと充血し、蜜壷からはとめどなく愛液が溢れていた。
「ひああっ、ダメッ、ダメだっ、漏れるっ、漏れちまっ……ひゃああァッ!」
 カスパルは大きく腰を浮かせて絶叫し、勢いよく小水を噴出させた。しょろしょろと恥ずかしい音を立てながら金色の液体が放出され、弧を描いて床へと飛び散る。
「おいおい、気持ちよすぎてお漏らしかよ」
 蛙のように脚を開いたまま無様に失禁するカスパルの痴態を、男たちはゲラゲラと嘲笑する。そうしながらも陰核への責め苦は止めず、カスパルはビクビクと体を痙攣させ続けていた。
「ひぎぃいっ! イッてる! まだイッてるからあぁッ!」
 絶頂の最中にも敏感な部分を苛まれ、カスパルは涙を流しながら身悶える。それでも男の手は止まらず、陰核を押し潰しそうなほどの強さで玩具を押し付けてきた。
「んひいいぃっ♡ あへええぇっ♡」
 二度、三度、と立て続けにカスパルは絶頂し、壊れてしまったかのようにぷしゅっ、ぶしゃっと潮を撒き散らす。カスパルが絶頂して痙攣するたびに乳房がぶるっと上下に揺れ、行為を眺める男たちの目を楽しませた。
「そんなにいいなら今度は中にも入れてやるよ」
「あぎぃいいっ! ひぎぃっ、ひぎぃいいぃっ!」
 男は魔力で振動する玩具をカスパルの陰核から離すと、はくはくと開閉していた膣にそれを押し込んだ。深く挿入された玩具によって膣を犯される暴力的な快感に、カスパルは獣じみた声で泣き叫ぶ。
「んおっ、おおっ♡ あへぇえええっ♡」
「いい声になってきたじゃねえか。そろそろこっちの穴も使わせてもらうとするか」
 男はカスパルの尻穴に指をねじ込み、ぐりぐりと動かして解し始めた。これまで排泄にしか使ったことのない場所を指先で穿られ、カスパルの目が大きく見開かれる。
「やめろっ、そこはっ……ひぐうぅぅッ!」
 男の指が腸内の一点を突いた瞬間、カスパルの体が激しく跳ね上がった。それだけでカスパルは軽く達したらしく、ぶしゅっと音を立てて秘裂から愛液が噴き出す。
「ここが感じるみたいだな」
「違っ、感じてなんかっ……あうぅっ!」
 男はカスパルの反応を楽しむように何度もその場所を指で擦り上げる。そのたびにカスパルの体はびくんと反応し、膣口からとめどなく愛液を噴出させた。
「こんなに濡らしておいて説得力がないな。ほら、もう二本も入るようになったぞ」
 男の言う通りカスパルの肛門は指を根元まで飲み込んでおり、膣内と同様に媚肉をヒクつかせている。男はさらにもう一本追加して三本の指を激しく抜き差しし、カスパルの弱点を集中的に攻め立てた。
「あうっ! んぐっ! ひぐうぅっ!」
「なんだよ、ケツ穴でよがりまくってんじゃねえか」
「ほら、もっと潮吹いてみろよ」
 膣と直腸を同時にかき回され、カスパルの頭の中で火花のような快感が弾ける。行為を傍観していた男たちも乳房を揉みしだいたり、陰核を引っ張ったりしてカスパル追い詰めていった。
「こうすると玩具が子宮口に当たって気持ちがいいだろう? どうだ、子宮口を犯される気分は?」
「ひいっ、ひいいぃっ!」
 玩具が挿入されたままの膣に指をねじ込まれ、玩具が更に奥へと押し込まれる。度重なる絶頂ですっかり開ききった子宮口に玩具の先端が僅かに入り込み、カスパルの子宮を揺らして未知の感覚を与えた。
「あへえぇっ、おほおおぉっ♡」
 乳房を揉みしだいていた男が両方の乳首を捻りあげ、陰核を嬲っていた男がすっかりと充血したそこを指の腹でしごく。膣と肛門を指で掻き回され、子宮口を玩具で犯され、カスパルは身も世もなく喘いだ。
「はは、ケツとマンコ両方でイケそうだな。そら、イケよ!」
「ふざ、けんなっ、誰がお前らなんかに……あひィイイッ!」
 反論しようとするカスパルだったが、陰核を捻られてはひとたまりもなかった。全身を激しく痙攣させ、ぶしゃあぁっ! と派手な音を立てながら潮を噴出させる。
「やめっ、イっでる、イっでるからやめっ……ほおおぉっ♡」
 それでも男たちの愛撫はいっこうに止まらず、カスパルは何度も強制的に絶頂を迎えさせられた。
 何度達したかもわからなくなったころ、ようやくカスパルの体内から玩具が引き抜かれ、男たちの手が離れていく。
 やっと終わったのか――カスパルは安堵の息をつくが、そんなカスパルの脚を男たちはふたたび開かせた。
「おい、休んでんじゃねえよ。本番はこれからだぜ?」
「ひ、う……やめてくれ……もう、いいだろ、捕虜を解放しろよっ」
「なに言ってんだ、捕虜を解放する条件はお前が膣に精液を受け入れることだろう? 俺たちはまだ一度も出してねえぞ」
「あ……」
 カスパルの顔が絶望に染まる。しかし男はそれを気に留めた様子もなく、下衣を脱いで自らの剛直を取り出した。
「そんなに捕虜を解放してほしいってんなら、ご期待に応えてさっさとぶち込ませてもらおうか」
「ま、待て、やめっ、いま挿れられたら――んおぉおおおォッ!」
 カスパルの言葉を無視し、男は一気に腰を突き入れた。ぶちりと何かが裂ける音が聞こえたかと思うと、次の瞬間には焼けるような激痛がカスパルを襲う。
「あひっ、ひいぃっ、痛いっ、裂けるっ、壊れちまうっ……!」
 巨大な性器に貫かれ、カスパルは目を見開いて絶叫した。カスパルの秘裂は限界以上に拡張され、結合部からは鮮血が流れ出ている。しかし男は構わず抽挿を続け、激しい律動を開始した。
「あがぁっ、ひぎぃいっ!」
 ずちゅ、ぐちっと湿った音を響かせながら、カスパルの膣を男のものが出入りする。子宮口を押し上げられるたびに意識が飛びそうになるほどの激痛が走り、カスパルは涙を流しながら悲鳴を上げ続けた。
「いい具合じゃねえか。やっぱ初物は違うな」
「ふざけ……んなっ……!」
「いつまでその強気な態度が続くかねえ?」
 男はにやりと口角を上げ、カスパルの陰核をぎゅうっと摘み上げた。途端にカスパルの口から「ひっ……!」と小さな悲鳴が上がる。
「ここが気持ち良いんだろ? もっと可愛がってやるぜ」
「やめっ……」
 カスパルが制止する間もなく、男は親指で陰核をぐりぐりと押し潰した。そのまま上下に扱き上げれば、カスパルはビクビクと痙攣しながら男の性器を締め付ける。
「やっ……そこっ……だめぇっ……!」
「へへ、感じてんじゃねーか。マンコが絡みついてくるぞ? ほら、こうするとどうだ?」
 カスパルの反応に味を占めたのか、男の指の動きが激しくなる。敏感な突起を乱暴に責め立てられ、カスパルの腰が跳ね上がった。
「あひぃっ、ひぎぃいいぃっ!」
「はは、すげえ締め付けだ」
 男はカスパルの両脚を肩に乗せると、上から体重をかけてさらに深くへと押し込む。そして根元まで突き刺さった性器をギリギリまで引き抜き、再び最奥へと叩きつけた。
「あうっ! あううっ!」
 窄まった入口をこじ開けるように、男の亀頭がカスパルの子宮口を突き上げる。激しく体を揺さぶられたカスパルの乳房が波打つ様を見下ろして、男は口の端を上げた。
「どれ、お望み通り中に出してやるよ。よかったなあ、捕虜が一人解放されるぞ? まあそのぶん腹の中に一人増えるかもしれないがなぁ」
「やっ……やめろっ、やめっ……あああァッ!」
 必死の懇願も空しく、男がカスパルの中に大量の精液を注ぎ込む。熱い奔流が胎内を満たしていく感覚に、カスパルは背筋を仰け反らせて悶えた。
 射精を終えた男が萎えた性器を引き抜くと、蓋を失ったカスパルの膣口から白濁が溢れ出す。破瓜の血と混ざって桃色に染まったそれを、カスパルは呆然と眺めていた。
「よし、次は俺だ。今度はこっちの処女をいただくとするかな」
 背後からカスパルを押さえていた男は、カスパルの膝を抱えて持ち上げるといきり立った性器を肛門へと押し付けた。
「ひっ……嫌だっ、そんなとこやめ――」
「うるせえな、テメェは黙ってチンポ咥えてりゃいいんだよ」
 カスパルの拒絶を無視して男は肛門に昂った肉杭を打ち込んだ。メリメリと音を立ててカスパルの肛門が広げられ、肉壁が引き裂かれるような痛みに襲われる。
「ひぎっ、ひぃいぃっ! 痛いっ、裂けるぅっ!」
「へへ、キツくて最高じゃねぇか。もう全部入っちまったぞ?」
 根元まで挿入し終えた男はカスパルの尻を叩いて嘲弄した。その衝撃で腸内が収縮し、男のものを更に締め付ける。
「おらっ、しっかりケツ穴締めて奉仕しやがれ!」
 男はカスパルの体を持ち上げては落とし、落とすと同時に激しく突き上げた。未開の隘路を容赦なく掘削される激痛に、カスパルは喉を震わせて泣き叫ぶ。
「あぐっ、ぐっ……ひぐぅっ! 痛いっ……!」
「痛いだぁ? それだけじゃねえだろ? こんなに濡らしてるじゃねえか」
 男はカスパルの膣に手を伸ばし、蜜を滴らせるそこに指をねじ込んだ。二本の太い指で膣内をかき回され、カスパルは悲鳴を上げて身を捩る。
「あひっ、ひぃいいっ!」
「こうやってケツ掘られながらマンコ掻き混ぜられるのが感じるんだろ?」
「違っ……! くぅんっ!」
 否定の言葉を口にするも、乳首を強く捻らてしまいそれすらも喘ぎ声に変わる。カスパルは涙を浮かべながら首を振ったが、男たちは聞く耳を持たなかった。
「おい、誰かマンコにも突っ込んでやれよ」
 男はカスパルの膣内を見せつけるように、襞を摘んで左右にくぱっと開かせる。カスパルの膣は何かを求めるようにいやらしくひくつき、先ほど出された精液を溢れさせていた。
「じゃ、俺が使わせてもらうぜ」
 最初にカスパルを犯した男とは別の男が名乗りを上げる。男は衣服の前を寛げると既に勃起していた陰茎を取り出し、カスパルの秘裂にあてがった。
「やめっ……二本なんて無理だっ」
「うるせえな、てめぇに拒否権なんてねえんだよ」
 カスパルの制止を無視し、男はカスパルの腰を掴んで一気に性器を突き入れた。濡れそぼった膣内に剛直が埋め込まれ、カスパルは大きく目を見開く。
「ひぎぃっ!? あぐっ、ああぁっ!」
 前後から串刺しにされたカスパルは内臓を圧迫される感覚に悲鳴を上げた。
「うおっ、こりゃすげえな……襞がチンポに絡みついてきやがる」
「ケツの穴も締まって良い具合だ」
 男たちはそれに構わず律動を始め、カスパルの二穴を容赦なく責め立てる。抽挿のたびにずちゅっ、ぬぷっという湿った音が響き渡り、結合部から愛液が飛び散った。
「ひぐっ……あうっ、ひぃんっ!」
 前後から激しく突き上げられ、カスパルは涙を流して身悶える。腸壁越しに男たちの亀頭がゴリゴリと擦れ合い、子宮口を突かれる度に脳天まで響くような快感が走った。
「ふあっ、あんっ……ひぅっ!」
「なんだ、よく見るとかわいい顔してるな。ほら、接吻でもしようぜ」
 膣を犯している男がカスパルの顎を掴んで唇を合わせる。分厚い舌がカスパルの口腔に入り込み、じゅるじゅると音を立てて唾液を流し込んだ。
「うぶっ……ぐうぅっ……!」
 口の中を蹂躙する生臭い味に吐き気を覚えながらも、カスパルにはそれを吐き出すこともできなかった。
「ほれ、こっちも可愛がってやるよ」
 背後の男に胸を揉みしだかれ、固く尖った先端をぐりぐりと押し潰される。同時に膣を犯していた男が陰核を摘まみ、指の腹を使って激しく扱き上げた。
「あひっ、ひいいいっ! だめっ、そこぉっ!」
 敏感すぎる部位を同時に責め立てられ、カスパルは背筋を仰け反らせて悶絶した。前後の穴を強引に犯されているにもかかわらず、快楽を感じてしまう自分に戸惑いを隠せない。
「ずいぶん感じてるみたいだな。こっちも締め付けが強くなったぞ」
「こいつ、尻掘られて悦んでやがるのか? とんでもない変態だな」
 カスパルの反応を見て嘲笑しながら、男たちはさらに激しい動きでカスパルを攻め立てた。






 膣に挿入された陰茎が子宮口を叩き、肛門を犯す性器が腸壁越しに子宮を突き上げる。内臓を殴られるような苦痛と紙一重の快感に、カスパルは頭を振り乱して絶叫した。
「ひぃいいっ! ひぎぃいぃっ!」
「へへ、気持ち良すぎて壊れちまいそうだろ?」
「おらっ、出すぜ。しっかり受け止めろよ!」
 男たちはカスパルの体を固定して下から思い切り突き上げる。ゴリュッという音と共に性器が最奥に到達し、男たちはそこで精液を放った。
「あぐっ、あああァッ! イクっ、イックゥウウッ!」
 子宮と腸内を熱い飛沫で満たされ、カスパルはビクビクと痙攣しながら絶頂を迎える。それと同時に勢いよく潮を吹き出し、膣を犯していた男の腹を飛沫が濡らした。
「あぅ……あ……」
 放心するカスパルの中から二人の男のものが引き抜かれた。栓を失ったそこから白濁液が逆流し、カスパルの膣口と肛門から勢いよく溢れ出す。
「ふう、やっと二回目か。まだまだ捕虜はたくさんいるぞ?」
「言っておくが、ケツに出したぶんは数に含まれないからな」
「なっ……そんな……」
 絶望に顔を歪めるカスパルを、男達は楽しげに見下ろした。
「こいつのケツ、めちゃくちゃ具合がいいぜ。お前も使ってみたらどうだ?」
「どれ、俺も試してみるかな」
 別の男がカスパルの尻を抱え上げ、未だ閉じ切っていない肛門に陰茎を押し当てる。
「やめっ……尻は嫌だっ!」
「そう言うなって。俺のもたっぷり飲ませてやるよ」
「あぐううぅっ!」
 カスパルの懇願を無視して男は一気に性器を突き込んだ。先ほどの男よりも太く長いものが腸壁をこじ開け、根元まで突き刺さってカスパルの最奥を叩く。その衝撃だけでカスパルは軽く達してしまい、ぴゅっと愛液を噴き出して身を震わせた。
「ひぐっ……うぅっ……!」
「おー、確かにいいな」
 男はカスパルの体を持ち上げて膝に座らせると、上下に揺すりながら激しい抽挿を始めた。あまりの激しさにカスパルの肛門が捲れ上がり、結合部から泡立った精液が溢れ出る。
「あぐっ、あひぃっ! ひぎぃいっ! やめっ、尻やめてえっ!」
「なに言ってんだ、ケツ犯されるの大好きだろうが。触ってないマンコがびしょ濡れになってんぞ?」
 男はカスパルの膣に指を差し込み、左右にぐぱあっと開いて内部を晒した。カスパルの膣内は真っ赤に充血しており、濡れた粘膜が物欲し気にひくついている。膣口からは愛液が止めどなく溢れ、尻を伝ったそれが肛門まで濡らしていた。
「ひぃいぃっ! 違うっ、好きじゃないぃっ!」
「嘘つけ。こんなに締め付けてるじゃねえか。本当は嬉しいんだよなぁ? おらイけっ! ケツ穴でイッちまえ!」
「ひぎっ、ひぃいィッ!」
 男の剛直が激しく抜き差しされ、腸壁越しに子宮を殴りつける。同時に陰核を強く摘まれ、カスパルは目を見開きながら絶頂を迎えた。ぶしゃああっと派手な音を立ててカスパルの秘裂から愛液が溢れ、肛門に精液が注ぎ込まれる。
「ふあぁ……あうぅ……」
 カスパルは虚ろな瞳で天井を仰ぎ、ヒクッ、ヒクンッと体を痙攣させた。秘所からは入りきらなかった白濁液がごぽりと流れ落ち、床の上で水溜りを作る。
「なに休んでんだよ、まだまだ後がつっかえてるんだぞ」
 更に別の男がカスパルの尻を掴み、肛門を大きく開かせた。ふたたび肛門を犯されると察知したカスパルは、必死の形相で首を振った。
「やめっ、尻はもうやめてくれっ……マンコに、マンコに入れてくださいっ!」
 カスパルは自らの指で陰唇を大きく開き、男たちの眼前に膣壁や子宮口を曝け出す。度重なる陵辱によってカスパルの心は疲弊しきっており、もはや誇りも何もかもを捨て去って哀願することしかできなかった。
「お願いしますっ……オレのマンコにチンポ入れてくださいっ! 中古の子宮に精液いっぱいぶっかけてくださいっ! 王国の子種で孕みますっ……! だから……」
「ははは、そこまで言われたら仕方がないな」
「そんなに欲しいなら二本いっぺんにぶち込んでやろうぜ」
 男たちはカスパルの体を抱え上げると、挟むようにして前後の穴へ同時に性器を挿入した。
「あぎっ、ひぎいいいいっ!」
 二本の陰茎に両穴を穿たれ、カスパルは喉を逸らして絶叫する。限界まで広げられた膣口がみちみちと悲鳴を上げ、執拗に嬲られた肛門に裂けてしまいそうな痛みが走った。
「痛いっ、苦しいっ! 助けてぇっ!」
「おいおい、処女みたいなこと言うんじゃねえよ。尻の穴であんなに感じてたくせによ」
「ほら、もっと腰使えよ。自分だけ気持ち良くなって終わりなんてずるいだろ?」
 男たちは二本の陰茎でカスパルの穴を交互に突き上げ、前後から激しく責め立てた。
 膣壁越しに男たちの亀頭が擦れ合い、最奥を突かれるたびに子宮口が押し潰される。亀頭が引き抜かれて肛門が捲れ上がると、その刺激だけでカスパルは達してしまった。
「あひぃっ! ひぎぃいっ! イグっ、またイクゥウウッ!」
「へへ、尻掘られてイキまくってるぜ」
「マンコの方もすげえ締め付けだぜ。おらっ、お望み通り中に出してやるよ!」
「あぐっ、あひぃいいっ!」
 前後の穴に大量の精液を注がれ、カスパルはガクンガクンと全身を跳ねさせる。射精が終わるとカスパルはぐったりと脱力し、秘所と肛門から精液を逆流させた。
「ふぅ、これで三回目か」
「ほら、お望み通り種付けしてやったぞ? 嬉しいだろ?」
「ふぁ……い……ありがとう、ございます……」
 倒れ伏したカスパルの頭を男の一人が踏み付け、床で水溜まりとなっていた潮に顔を擦り付けられる。カスパルにもはや抵抗する気力はなく、されるがままに男たちの望む言葉を口にした。
「次は俺の番だ。早く代われよ」
「あ……う……」
 男達が満足するまで、カスパルの地獄のような時間は続いた。
 膣にも肛門にも何本もの性器を捻じ込まれ、休む間もなく犯され続ける。何度も中出しされたカスパルの腹は妊婦のように膨れ上がり、それでもなお男達は飽きることなく犯し続けた。
「ふう、もう出ねえよ」
「俺もだ。さすがにこれ以上は勃ちそうにないな」
 何十回という性交の末、男達が精根尽き果てたのは夜が明けてからのことだった。数え切れないほどの男たちがカスパルに群がり、無数の罵声と白濁をその身に浴びせて尊厳を奪っていった。
「マンコとケツ穴が開きっぱなしになってるな」
「おーい、まだ生きてるか? 死んでたら返事しろ~」
 男達に揺さぶられたカスパルは虚空を見つめたまま反応しない。体はビクビクと痙攣しているが意識はなく、膣と尻穴からは大量の白濁が溢れ出していた。
「汚ねえな。おい、何かで栓しとけよ」
「お、これなんかちょうどいいんじゃないか?」
 一人の男が手に取ったのは、清掃用の箒だった。それの柄の先端をカスパルの膣口にあてがい、ずぶずぶと挿入してゆく。
「おー、入ってく入ってく」
「ひぎっ、ぎぃいぃっ!」
 膣内に異物を押し込まれたことでカスパルは意識を取り戻し、苦悶の声を上げて身悶える。箒はあっという間に最奥までねじ込まれ、開ききった子宮口が押し上げられた。
「あがぁっ、あぐうぅっ!」
「ははっ、このまま子宮までぶち込んでやるよ」
 男は更に力を籠めて柄を握り、先端を子宮口にめり込ませる。
「やめろっ、やめてくっ……」
「うるせえな、てめぇのマンコなんてゴミ箱と同じなんだよ! 帝国の犬がッ!」
「あぎいいぃっ!」
 カスパルの懇願を無視して男は柄をぐりっと動かし、子宮口をこじ開けるように先端をめり込ませた。ぐぽんっと音を立てて箒の柄が子宮口を通過し、子宮の内側にまで侵入する。
「ひぎゃああぁっ!」
「どうだ、子宮を犯される気分は?」
 男が突き上げるように箒を動かし、ごちゅんごちゅんと子宮の内側を殴りつける。その度にカスパルは目を見開き、喉を仰け反らせて絶叫した。
「あがっ、あぎっ! ひぎぃいっ!」
 子宮口を貫かれる激痛にカスパルは涙を浮かべ、体を痙攣させながら失禁する。あまりの苦痛に脳裏で火花が散るような錯覚を覚え、視界が真っ赤に染まっていった。
「おい、ケツの穴にもぶち込んでやれ」
「ひぎっ! ひぎぃいいぃっ!」
 片足を持ち上げられた体勢で両穴に箒の柄を挿入され、カスパルは泡を吹きながら激しく痙攣する。膣に挿入された箒は執拗に子宮内を犯し、肛門に挿入された箒の先端が結腸の窄まりを突き上げた。
 前後から串刺しにされてカスパルは泣き叫び、壊れた人形のように激しく身体を跳ねさせる。やがてカスパルはぐりんと目を剥き、口から泡を吹きながら失神してしまった。
 
 約束はどうなったのか、捕虜は解放されたのか――それを訊くことすらできないまま、カスパルは兵士たちに牢屋から連れ出され、市中にて晒し者にされた。
「あれが帝国の将だって? 無様なもんだな」
「自分たちから戦争を始めといてこれかよ。いいざまだぜ」
 性器や肛門を晒した体勢で磔にされている無惨な姿のカスパルを見た人々は、嘲笑と共に石を投げたり唾を吐いたりした。カスパルは抵抗することもできず、ただ黙って人々の罵倒を受け止める。
「なあ、帝国の女のマンコを見てやろうぜ」
 市民の男達はカスパルが拘束されている台に近づき、彼女の体を思い思いに弄び始めた。男が膣内に差し込んだ指を前後に動かすと、カスパルは弱々しく喘いで腰を震わせる。
「へへへ、こんな女でも感じたりするのかよ」
「おい、見てみろよ。こいつの乳首ビンビンに立ってるぜ」
「あ……うぅ……」
 乳房と陰核を同時に責め立てられてカスパルは身を捩らせた。男たちの指先がそれぞれの突起を摘むたびに、甘い疼きが全身を駆け巡る。
「見ろよ、マンコが濡れてきたぜ」
「うわ、ほんとだ。すげえグショグショじゃん」
 カスパルの膣からは新たに愛液が伝い落ちている。それを見た男たちはカスパルの襞を捲り上げ、数時間に渡って犯され続けた膣内を覗きこんだ。
「穴が開きっぱなしじゃねえか。どんだけチンポ咥え込んだよ」
「おい、もっと広げてみせろ」
「やめろっ、見るなぁ……」
 カスパルの膣口はぱくぱくと開閉を繰り返し、子宮口は切なげに収縮していた。男たちの精液をたっぷりと飲まされた両穴からは、精液と血が混じったものが垂れ流しになってる。
「ほーら、帝国将のマンコだぞ」
「ぐうっ……くううっ」
 男たちはカスパルの襞を限界まで開かせると、行為を眺めていた観衆に膣内を見せつけた。愛液と精液でどろどろになった膣を衆目の前に晒され、カスパルは羞恥と屈辱で顔を赤く染め上げる。
「さすがにこんな精液まみれの汚ねえマンコにチンポ突っ込む気は起きねえなあ」
「そうだ、詰め所に軍用犬がいただろ。あれと交尾させるってのはどうだ」
「お、そりゃいいな!」
「なっ……そんな……」
 男の提案にカスパルは怯えた表情を浮かべるが、彼女に拒否権などあるわけもない。男たちは数匹の軍用犬を連れてくると、カスパルの前に引き摺り出した。
「ひいっ! 嫌だっ、それだけは許してくれ!」
「うるせえな、黙ってろ。ほら、チンポ大好きだろ?」
「ふぐううぅっ!」
 男たちはカスパルの髪を掴んで無理やり顔を上げさせ、その口に軍用犬の生殖器を捻じ込んだ。生臭いそれを吐き出すこともできず、カスパルは目に涙を浮かべながら犬の生殖器を咥え込む。
「うぐっ、んぶうっ! むぐううっ!」
「へへ、どうだよ。帝国の犬にはぴったりだろうが」
「うぶっ、んごぉっ! んぼおおおっ!」
 犬の生殖器を喉の奥にまで突き込まれ、カスパルはえずきながらもそれを舌で押し出そうとする。しかしそれがなお刺激となったらしく、軍用犬は激しく腰を振り始めた。
「うぐぅううっ! ぐぼおっ、おぼおおっ!」
「はは、こいつ喜んでるぜ」
「うぐっ、うぐううぅ~!」
 カスパルは苦しげに首を振ったが、軍用犬の動きが止まることはない。涙と鼻水を垂らしながらも必死に奉仕を続けると、やがて軍用犬がカスパルの口の中へと射精した。
「うげっ、げほっ……げえええぇっ!」
「おい、何吐いてんだよ。ちゃんと飲み込め」
「口でちゃんと奉仕できねえんならこっちの穴を使うしかないよなあ?」
 男の一人がカスパルの膣口を大きく開き、別の男が軍用犬の生殖器をそこに宛がう。カスパルは恐怖に引き攣った表情を浮かべ、弱々しく首を振ることしかできなかった。
「う、嘘だろ……やめてくれ……」
「ほら、行くぞ」
「やめっ――ぎひいいぃぃッ!」
 男の言葉と同時に軍用犬の巨根が挿入され、カスパルは絶叫を上げる。
「あがああぁあっ! 裂けるっ、壊れるぅうううっ!」
「おいおい、あんなデカイのが入るのかよ」
「うわ、マンコがパックリ開いてるぜ」
 カスパルの膣内はあまりの大きさに限界まで拡張されていた。膣口からは鮮血が流れ出し、結合部からはブチブチという肉が千切れる音が聞こえてくる。
「あがっ、ひぎぃいいいぃっ!」
 あまりの激痛にカスパルは泣き叫び、手足をばたつかせながら悶絶する。
「ひいぃっ、痛いっ、もうやめてぇっ! ひぎっ、あぎいぃっ!」
「はは、雌犬には犬のチンポがお似合いだぜ」
「ううっ、うぐううっ……ぐううぅっ……!」
 カスパルは涙を流して哀願するが、男たちはまったく取り合おうとはしない。軍用犬の生殖器はカスパルの膣を限界以上に広げながら子宮口を突き上げ、内臓を押し潰すような圧迫感を与えた。
「うぶっ、ぐふううぅっ! あぐっ、あうぅっ!」
 カスパルは胃袋まで押し上げられるかのような衝撃を受け、何度もえずきながら苦悶の声を上げる。結合部からは犬の先走りとカスパルの血が混ざり合ったものが溢れ出し、カスパルの太腿を汚していた。
「いぎっ、あがあぁっ! ひぃっ、ひぃいいぃっ!」
「ほら、もっとしっかり締め付けろよ。犬の精液欲しいんだろ?」
「ひぃいぃっ、いやだぁっ! 出さないでぇっ!」
 カスパルは男たちに懇願するが聞き入れられるはずもない。軍用犬の生殖器は根元が瘤のように膨らんでおり、カスパルの体内を押し広げて膣口に栓をしていた。
「いやぁっ、出てるっ! 子宮に出されてるぅっ! いやあぁっ、あひいいいぃぃーっ!」
 ドクンドクンと脈打つ生殖器から熱い子種がぶちまけられ、カスパルの子宮を満たしていく。
 犬の射精は長く続き、カスパルの腹が膨れ上がるほど大量の精液を流し込んだ。しかも生殖器の根元にある瘤によって逆流が妨げられ、カスパルは数十分に渡って犬の精液を受け止め続けることとなったのである。
「あはあぁっ、あへぇっ……あはあああぁ……!」
「すげえな。まだ射精してるぜ」
「ひぃいっ、熱いっ……あはっ、はへえぇ……」
 犬の巨根で串刺しにされたカスパルは焦点の合わない瞳を見開き、ぶくっと膨らんだ腹部を揺らしながらじょぼじょぼと失禁する。犬に犯されながら小便を撒き散らす哀れで滑稽な帝国将の姿は、観衆の嘲笑を誘うのには充分だった。
「どうだ、犬に種付けされる気分は? 気持ちよかったか?」
「うぁ……う……」
「答えろよ。気持ち良かったって言ってみろよ」
「ううぅ……きもち、いい……」
 カスパルは涙を浮かべ、掠れた声でそう呟く。衆目の前で犬に種付けされるという異常な状況に、彼の精神は砕けてしまっていた。
 射精を終えた軍用犬の生殖器が体内から引き摺り出されても、カスパルの中から精液が溢れることはなかった。粘度のある精液が膣口を塞ぎ、精液の逆流を防いでいるのだ。
「ははっ、犬の精液で妊婦みたいになってやがる」
「ご懐妊おめでとうってか?」
 男はカスパルの膣を指で押し開き、精液まみれの膣内を観察する。異物や犬の生殖器で拡張されたカスパルの膣は、赤黒く腫れて惨めに捲れ上がっていた。
「おい、マンコよく見えるようにして晒し者にしておこうぜ」
 男たちはカスパルを十字形の拘束台に縛り付けると、両足首を左右の端にそれぞれ固定した。大きく股を開いたまま磔にされたカスパルは、ぼろぼろになった膣を余すところなく曝け出してしまう。
「うぁ……見ない、で、くれ……」
「ははは、こんな恥ずかしいところまで丸見えにしちまってよ」
「それじゃあ、俺たちはこの辺で帰るとするかな」
 男たちが立ち去ったあとも、カスパルは当然のように別の男たちに輪姦された。
 すっかり緩くなったカスパルの穴を犯したがるのは女を買えない浮浪者ばかりで、カスパルは垢まみれの性器を何本も両穴に捻じ込まれ精液や尿を注がれ続けた。
 木の枝を突っ込んで膣を掻き回す者もいれば、肛門に石を詰め込んで擬似排泄をさせる者もいた。中には尿を飲ませて便器の代わりにする者もおり、カスパルはあらゆる汚辱をその身に受けることとなったのである。
「あー、こりゃいい便器だ」
「うぶっ、うげぇ……!」
 カスパルの顔面に跨った男が性器を喉の奥まで挿入し、食道に小便を流し込む。膣を犯していた男も排尿を始め、膣内へと尿を注ぎ込んだ。
「うぐっ、ごぼおおぉっ! おぼっ、んぐぅううう~っ!」
「ガバマンを再利用してやってるんだ、ありがたくぜんぶ受け取れよ」
「うぶっ、おぶっ、ごくっ、ごきゅっ……!」
 カスパルは涙を流しながら男の尿を飲み干していく。膣を満たす小便は子宮にまで流れ込み、子宮の中を汚濁で満たしていった。
「タダで女犯せて咎められねえんだ、戦争も悪くねえな」
「あぁ、まったくだぜ。帝国将なんだろ、こいつ。戦争をおっぱじめた責任をきちんと取ってもらわねえとな」
 帝国軍人に対して情をかける者はおらず、カスパルはその後数日間に渡り公衆便所として利用されることとなった。放たれた尿を膣口や肛門から垂れ流すカスパルの姿は、帝国兵に対する鬱憤をぶつける格好の材料となったのである。

 ――そして、現在。
「ふぎいいいぃぃっ! イグっ、またイぎますぅっ! あひいいいぃぃーっ!」
 精液や尿ですっかりと膨らんだ腹を揺らしながら、カスパルは両穴を犯される快感に身悶えていた。
 度重なる陵虐によって子宮は破裂寸前の状態であり、尻穴も拡張されて括約筋が完全に破壊されてしまっている。
 それでもカスパルの肉体は快楽を拾ってしまい、脳髄に焼けるような悦楽をもたらすのだ。
「おらっ、ゴミマンコに中出ししてやってんだから感謝しろよ!」
「あひぃいいっ! ありがとうございますぅっ! 中に出して頂いて嬉しいですうぅっ!」
 男たちの射精を受け止めると同時にカスパルもまた絶頂し、激しく身体を痙攣させながら潮を噴く。
 かつて栄華を極めた帝国将の面影は既になく、そこにはただ哀れな玩具と化した捕虜の姿があるだけだった。



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