――――――――――――――――――――――――――――――
[本文から]
ガザ虐殺やめよ 停戦直ちに!!
東京・新宿 「パレスチナに平和を! 緊急行動」
イスラエルによるパレスチナでの虐殺をやめ、直ちに停戦するよう求める行動が7月21日、東京・新宿駅前でありました。総がかり行動実行委員会も参加する「パレスチナに平和を!緊急行動」が呼びかけました。
炎天下、参加した300人が「フリー・フリー・パレスチナ(パレスチナに自由を)」「ボイコット・イスラエル」と声を上げました。
憲法9条を壊すな!実行委員会の高田健さんは、「パレスチナ・ガザでは毎日市民が殺されている。東京で声を上げ、つながっていることを示そう」と訴[えました。
憲法共同センターの高橋信一憲法会議事務局長は、沖縄などで米兵による性的暴行事件が隠ぺいされるもとで「日本は平和国家なのか。ガザの平和実現とともに声を上げ続けよう」と呼びかけ、さらに議員任期延長改憲について、過去に一度1941年2月に制定され、その年の12月に真珠湾攻撃に踏み切ったことがあり、戦争する国家づくりの一つだと危険性を訴えました。
武器取引反対ネットワークの杉原浩司代表は、国際司法裁判所(ICJ)が19日に出した、イスラエルによるパレスチナ領土の占領・入植・住民差別が国際法違反だとする勧告的意見の中に「すべての国はイスラエルによるパレスチナ占領継続によってつくりだされた状況を維持するような援助・努力をしてはならない」と書かれていると指摘。「日本政府はいまだにイスラエル製の攻撃型ドローンの輸入をやめていない。イスラエル軍事企業を支援し虐殺に加担するなどあり得ない」と批判しました。
(ガザの惨状と抗議する人々)
----------------------------------------------------------------------
第122回「ランチタイムデモ」実施
相変わらずの酷暑の8月22日、第122回の「憲法の破壊を許さないランチタイムデモ」(呼びかけ:憲法9条を守る和歌山弁護士の会)が行われ、50人の市民が参加しました。
この日のコール役は主催団体の共同代表・豊田泰史弁護士でした。豊田弁護士は、隊列の最後方から拡声器のボリュームをあげ、「憲法を生かした平和外交を進めよう」「子どもたちに平和憲法を残しましょう」「憲法を『改正』して憲法を壊すな」など、字余りも気にせず、テンポよりも内容重視のコールで京橋プロムナードまで先導(?、ゴール地点には最後尾での到着でしたが)しました。
第123回は9月20日(金)で、正午和歌山市役所前集合、12時20分にスタートして京橋プロムナードで流れ解散です。
----------------------------------------------------------------------
【九条噺】
IAMDとは、敵基地攻撃とミサイル攻撃を防衛する防空ミサイル防衛を一体として運用するもので、「統合防空ミサイル防衛」と言われる▼米空軍の機関誌『航空宇宙作戦レビュー22年夏号』に掲載された公式論文「インド太平洋軍のIAMDビジョン2028」には、日本列島からフィリピンにいたる「第1列島線」で中国を抑えなければ、グアムなどを通る「第2列島線」も越えてしまうと危機感を表明。これを阻止するために米国と同盟国が一体になったIAMD構築が不可欠としている▼論文は、IAMDでの同盟国の協力は、「シームレス=切れ目のない融合」が必要と強調、警戒情報から攻撃目標まで、あらゆる情報の共有をあげ、ミサイル攻撃の手順はインド太平洋軍(米軍)が定めるとしている▼今年4月の日米首脳会談では日本を「グローバルパートナー」として主力に位置づけ、米軍・自衛隊の司令部機能の強化のために、「平時及び有事における自衛隊と米軍との間の相互運用性及び計画策定の強化を可能とするためにそれぞれの指揮統制枠組みを向上させる」としている。そのキーワードは「シームレスな統合」だ。これは、あらゆる段階で切れ目なく、事実上一つの軍隊として行動することを意味する▼「シームレスな統合」を進めると、自衛隊が装備面でも情報面でも、圧倒的な実力を持つ米軍の事実上の指揮下に組み込まれ、米軍の一部隊となることを意味する▼「IAMD」という言葉にご注意を。(南)
----------------------------------------------------------------------
猛暑の中「3日」のスタンディング
有田共同センターは猛暑の8月3日、いつものスタンディング宣伝を行いました。21人が参加。汗を拭きながら、声をかけてお互いに励ましあいながらの宣伝行動になりました。
広川町役場のロビーで、8月1日~15日まで原爆写真展が開かれています。役場から町民に参加を呼び掛ける放送も入りました。同じ日程で広川町の図書館(いなむらの杜)で「ちひろの平和の絵」展が行われています。平和に関する書籍もたくさん並んでいます。(五島栄次さんより)
----------------------------------------------------------------------
みなべ「九条の会」終戦記念日の街宣行動
みなべ「九条の会」は毎年終戦記念日に宣伝カーによる街頭宣伝を実施しています。午前は旧南部川村、午後は旧南部町に街頭宣伝を実施しました。街宣では、憲法9条の大切さ、岸田首相が企む敵基地攻撃の持つ問題点などを訴えました。
また、ここ数年、清川地区にある本誓禅寺に宣伝カーで寄らせてもらい、「平和の鐘」にも参加しています。
自民党政権は、何故アメリカとの軍事同盟を強化し、軍拡を続けているのか。日本国憲法制定時をしっかり振り返って、何を大切にしなければならないのかをよく考えてもらいたいものです。(事務局長・井戸保さんより)
----------------------------------------------------------------------
日高町で戦争と平和資料展
日高町平和を願う9条の会(田中薫世話人代表)の「語り継ぐ戦争と平和資料展2024」が8月11日、12日の2日間、中央公民館で開かれ、多くの町民が足を運んで平和への願いを新たにした。
「戦火を生き抜いた人々」をテーマに、公民館2階大会議室には遺族らから提供を受けた出征する兵士を激励する寄せ書き日の丸など遺品のほか、戦争体験者がつづった手記など、経験者の声を伝えるようと工夫。今年は初めての取り組みとして、広島の高校生が被爆体験証言者の記憶に残る光景を絵に描き、当時の状況を伝える「原爆の絵」も多数展示した。
このほか、体験者が語った映像を流すコーナーもあり、多くの人が戦争の悲惨さをあらためて胸に刻んでいた。
9条の会のメンバーは「子どもを連れた若い母親たちも見学に来てくれました。1人でも2人でも、次世代に伝えられる場所になったならうれしい」と話していた。
(「日高新報」8月13日付より)
----------------------------------------------------------------------
書籍紹介『国民の違和感は9割正しい』
【内容の一部】
●報道されないもう一つの「裏金システム」
●大きな悪事を、一般人に気づかせないテクニック
●ゆうちょ、年金、次は新NISAで預貯金いただきます
●防衛費のために通信インフラ(NTT)売ります
●世界一のインフラ技術と「水道管がボロボロ」の違和感
●大事な農地がどんどん売られる
●なぜガザの建物は全て破壊され、住民は皆追い出されるのか?
●「今を生きる」で未来が創れる 日本人の精神性が世界を救う
-------------------------------------------
著者:堤 未果(国際ジャーナリスト)
判型:新書版 222ページ
定価:900円+税
発売:2024年5月30日
出版:PHP研究所 TEL:075-681-4431
|