サッカーシューズ 大特集

サッカーをやる上で最も重要な道具の一つであるサッカーシューズ。
皆さんはサッカーシューズについてどれだけ知識がありますか?
サッカーシューズの構造や種類、販売メーカー、購入時の選び方、手入れのしかた、ほどけない靴ひもの結び方などなど・・・
実は知っておくべきことが沢山あるのです。

サッカーシューズを買うとき、お母さんやお父さんは子供の成長を考えて一般の靴と同じように一回り以上大きめのものを買おうとしていませんか。
子供は子供で「○○選手のモデルがほしい」とか「このデザインがかっこいい」とか言ってそれを買ってもらっていませんか。
これって間違ったシューズ選びだと思いませんか?。

サッカーシューズ購入の際、間違ったシューズ選びをするとプレーの質が落ちるだけでなく、足やひざへの負担が増しケガの元になります。さらにひどい場合はその後遺症を一生引きずることにもなりかねません。

実は管理人自身もサッカーシューズのことをよく理解しておらず、今まで適当に選んでいました。
最近になって新しいサッカーシューズほしいなあと考えていたら
あれっ、選び方って今までどおりで良いのかなあと自問自答したとき
ふっとひらめき、サッカーシューズを猛勉強し(ホントか)?特集を組もうと決めました。これはもう保存版だね。

プロのサッカー選手は2〜3試合でシューズを変えるそうです。
皆さんも年に何回か買い換えるでしょう。
サッカーシューズの正しい知識を身につけることによって、良いプレーができ、ケガを予防し、道具を大事にする意識を育て、ひいては家族が幸せになる。
勝手な理想を想いつつ作ってみました。


特集1 サッカーシューズの構造

特集2 サッカーシューズの種類

特集3 サッカーシューズの選び方

特集4 手入れの仕方

特集5 ほどけない靴ひもの結び方

特集6 サッカーシューズの販売メーカー紹介

 


特集1 サッカーシューズの構造

 サッカーシューズの構造を図で表すと下図のようになります。
 近年はやりの紐の結び目を隠す部分は「折り返しベロ」と言えばいいようです。




アッパー シューズ表面部分を言います。
材質は天然皮革と人工皮革があります。
ソール シューズ靴底を言います。
材質は合成樹脂やゴムが用いられます。
足の中央部を細くしているのはインサイドキックの際堅いソールに当たることによるコントロールミスを防ぐためです。
スタッド 靴底のいぼを言います。
スタッドは固定されたものと取り外しのできるものがあります。
また材質も堅いものと柔らかいものがあります。
ラスト つま先のことを言います。
サッカーシューズの場合この部分の構造が重要になるため特に別の言葉で使われているようです。
ベロ 靴内部でつま先から紐の縛り目を経由して折り返す保護材です。
近年は紐の縛り目(複雑な段差)による不安定なボールインパクトを軽減するためベロを延長して平らな折り返しを付けるものが主流です。
シューレース 靴ひもを言います。
靴ひもは大きく分けて3種類あります。
靴ひもは見過ごされやすいですが足とシューズをしっかりフィットさせる役割があり重要です。
また試合中結び直すシーンをよく見ますがほどけないようにしておくことも重要です。




特集2 サッカーシューズの種類

写真 名前 特徴
トレーニングシューズ
靴底がゴム系の素材でできています。
そのため足への負担が軽く土などの固い地面では最適です。
小学生特に低学年ではまずこのタイプを選ぶのが無難でしょう。
ただし靴底がゴム製なので減りは速いです。
スパイクシューズ 一般的なスパイクシューズです。
スタッドが12個前後付いています。
またスタッドは固定されています。
そのためスタッドが減るとシューズそのものが使えなくなります。

ですが固定式は柔らかいグランド、硬い土、短い芝生など幅広く対応できます。
場所を選ばず使える固定式サッカースパイクは今や主流になっています。
少し専門的にプレーしている人が選ぶのに適しているようです。
スパイクシューズ
(スタッドが金属)
スタッドが金属で脱着可能です。
スタッドの数が6から8個と少ないため突き上げ感が大きく足への負担大です。
脱着可能なので芝の長さやドライ・ウェットの違いでスタッドを使い分けられます。
またスタッドが減った場合も交換ができます。
プロ選手などサッカーに熟練した人向きです。
スパイクシューズ
(マルチスタッド)
これもスパイクシューズの一つです。
スタッドが20個以上付いていて足への負担が軽減されます。
足への負担は足に直接当たる面積が大きいほど小さくなることを覚えて下さい。
小学生向けです。
スタッドは固定されています。
そのためスタッドが減るとシューズそのものが使えなくなります。
スパイクシューズ
(ブレードスタッド)
スタッドが円柱でなくブレード型(刃型)になっています。
そのため横方向のグリップ力が大きくなり急発進急停止に威力を発揮します。
そのかわり円形スタッドに比べると足への負担は大きくなります。
スタッドの数はモデルによってまちまちなので多いものなら小学生に向くでしょう。
スタッドは固定されています。
そのためスタッドが減るとシューズそのものが使えなくなります。
フットサル用サッカーシューズ 体育館での使用を考慮して、床に傷が付かないよう工夫されソールはほぼ平面です。
人工芝での使用には適しますが、土のグランドではたちまちソールが摩耗して使用できなくなります。
足への負担は小さいです。