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■前の項の続きです。濃色の物にとっかかる時は、全体を塗りつつも、「ここで水分が切れて、乾いて、境界ができてもフォローのできる」ようにある程度パート分けしておくと塗りやすいです。 全体を塗るぞ、と範囲を広げるとどうしても塗る優先順位に困る時があるので。
今回は３つに分けてみました。（左図参照）

■すったもんだしつつ、ヒム服８割完了。あとはネクタイの柄とボタンと。アリスの服はヒムのポケットチーフのピンクパープルを頂いて塗りました。（スーツの色：ノルウェイブルーをベースにクリムゾン、ストーングレーをプラスしてニュアンス。　シャツ：ストーングレー）

■次は背景の大道具。

■ブラック一色！（単調）無機物なので。ブラックもパートごとに塗ればなんとかなります。気長に。スーツよりは慌てません。1/2のNVBの平筆でサクッと。

■グランドピアノっぽい光沢を出したいとき。

■筆を縦方向のみに走らせます。全体を薄めに塗る→思いきり濃い色を影になるところに乗せる→それを光沢を出したいところに向かって薄くのばす→洗った平筆で光を当てたい部分にのった色を払う、とそれらしい感じが出ます。よりクッキリツヤ感を出すならポスターカラーで、縦にホワイトのラインを入れる。もしくは、あらかじめマスキングをしておく。最初からその部分に色＆水分をのせない。など。