最終更新月 2022/05
自分へのご褒美に泊まりたい宿。普段は秘湯好きな私ですが、温泉だけでなく、施設や料理、サービスなどが充実している宿には常にあこがれています。あんまり行くことができないんですけれど・・・
<新潟県>
<長野県>
<群馬県>
<関東・東海>
湯河原温泉「ふきや」です。ここは掲示板でおなじみの太夫さんが勧めてくれた宿です。貸し切りを含め三箇所の露天風呂と内湯にそれぞれ露天風呂があり、全部で七箇所のお風呂を楽しめます。サービスも充実しています。中でも着後の風呂上りに生ビールがサービスというのが私の心にしみわたりました(笑)。食事は朝も部屋食で、ゆっくりとおいしい料理を味わうことができます。 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上398 Tel.0465-62-1000 |
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嵯峨沢温泉「嵯峨沢館」です。狩野川に沿って建ち、すべての部屋から眺望できます。部屋食の季節を生かした料理もお勧め。お風呂は交替制で内湯は24時間入れます。露天風呂は23時(貸し切りは1時)までで、朝は5時からです。茅葺屋根の湯小屋「夢告の湯」・併設露天風呂「寝覚の湯」・「せせらぎの湯」と、この宿を代表するガラス越しに川と並行するような石造りの「渓流の湯」・「蔵の湯」・岩造りの大露天風呂「川の湯」がそれぞれ交替します。気合いを入れないと一泊ではすべて入ることができないかもしれません。さらに予約制の貸し切り露天風呂「花酔の湯」と四季の湯という空いていればいつでも入ることのできる家族風呂も四つあります。到着後の15時からおやつ、朝食前には飲み物のサービスがあり、チェックアウトは11時半、整えられた庭や館内の雰囲気も落ち着きがあり、ゆっくりできるように配慮されています。 太夫バージョンはこちら 静岡県伊豆市門野原400−1 Tel.0558-85-0115 |
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湯谷温泉「はづ別館」は宿代をお客が決めるという「宿の価値シリーズ」の宿。「おかえりなさい」と迎えてくれます。民芸調のロビーで抹茶をいただいてから部屋へ。建物が古いので、階段が急だったり、段差があるのですが、都度説明をしてくれます。部屋は宇連川沿いで眺めがよく、清潔な印象でした。夕食は部屋食で、山里料理とはいえ凝ったものもあり、おいしかったです。朝食は広間です。
お風呂は男女交替で24時間入浴可能(露天風呂は0〜6時まで利用不可)。一つは鳳液泉風呂で開放感のある内湯で石造り。こちらはチェックインから21時まで女性専用。もう一方は民芸ひのき風呂と岩造りの露天風呂が併設されています。21時に交替した後は9時まで女性専用です。お湯は無色透明、つるつる感があります。 ちなみに今回の料金は、もちろん内緒(笑)。相場はわからないけれど、私はかなり満足感をもって宿を後にしました。自分がこの料金なら大満足できる金額でよいのではないかと思いました。高く払ったとしてもしこりが残り、安く払えば後ろめたい、そんな気がします。 愛知県新城市豊岡字滝上11−4 Tel.0536-32-1211(はづ予約センター) |
<北陸>
<近畿>
尾上温泉「旅館紅鮎」は奥琵琶湖に建つ湖畔の宿。「おかえりなさいませ」と迎え、「いってらっしゃいませ」と送り出してくれます。畳敷きの廊下でスリッパはありません。浴室を含めどこからでも琵琶湖とそこに浮かぶ竹生島を望むことができます。大浴場は男性は2階、女性は3階にあり、大理石と御影石の石造り。こちらの温泉は濾過されているということでしたがうっすら茶色です。サウナと露天風呂が併設されていました。夜は24時まで朝は6時から入浴できます。全室に露天風呂が付いていて泊まった部屋は檜風呂でした。この露天風呂は源泉100%で加温ですが保温ボタンを押し忘れなければ24時間入浴でき、加温もできます。茶色の濁り湯でした。浴槽は小さいですが、源泉が21度ということを考えれば仕方がないかもしれません。泊まった部屋は1階でしたが、眺め優先という感じで人が通ると見えてしまいそうです。食事は部屋食で今回は奮発して特選近江牛づくしにしました。味は語るまでもありません。朝食は食事会場です。 太夫バージョンはこちら 滋賀県長浜市湖北町尾上312 Tel.0749-79-0315 |
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有馬温泉「陶泉御所坊」です。創業800年の老舗旅館ですが、全ての人に受け入れられる宿は目指していないというのが経営方針だそうで、私にはうまく表現できないのですが、わかるような気がする宿でした。建物のベースは古いのですがあまり感じることなく、とても落ち着きます。お風呂は一箇所で男女交替もありませんが、脱衣所、洗い場を経て、スロープ状の通路から湯に入りコの字型に進むようになっている先は半露天で、さらに並んで男湯があるという色んな楽しみ方のできる造りになっています。湯は自噴する金泉。朝9時からの清掃時間以外はいつでも入ることができます。段差はありませんが、半露天になるところが深くなっているなど高低差をつけてあるので足元に注意が必要です。朝夕とも部屋食で、夕食は明石産の魚介類を中心とした御膳料理。食後のひとときにサロンを開放しています。
兵庫県神戸市北区有馬温泉858 Tel.078-904-0551 |
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城崎温泉「ゆとうや」。城崎温泉に泊まるならここがいいと勝手に思っていました(根拠はありません)。昔ながらの佇まいを残した和風旅館、二千坪の庭園をもち静かで落ち着きます。建物や部屋は古いのですが、離れ風の建て方や部屋の広さ、廊下の雰囲気等から昔はさぞかし立派だったのだろうなぁと感じました。王橋の袂に建ち外湯めぐりにはもってこい(笑)、もちろん宿泊すればすべて無料で入浴できます。食事は朝夕とも部屋食。冬のこの時期は、やはりカニ料理がメインです。白みそ仕立てのカニすきがおいしかったです。その他焼きガニ、お造りも美味でした。お風呂は男女別で入れ替えなし、それぞれ庭に面して造られています。女湯は紅雪という名前で円形に御影石で縁取られ、大きくはありませんが混みあうこともなく、オーバーフロー多めの湯は24時間入浴できます。有料の貸し切り風呂もありますが、こちらは温泉ではないとのことでした。 兵庫県豊岡市城崎町湯島373 Tel.0796-32-2121 |
<中国>
<四国・九州>
「島宿真里」はそれぞれに趣の異なる部屋と離れ8部屋の宿。登録有形文化財の昔からの建物を改装増築しています。今回は一般室の「も」の間に宿泊しました。窓とテラスから海と醤油蔵を望み、桶風呂からも眺めることができます。このお風呂は加熱源泉100%です。天井には太い梁が渡され、もう一方の窓からは中庭を眺めることができます。 お風呂は離れに2棟あります。竹の湯、石の湯それぞれに内湯と露天風呂があり、チェックインから朝5時まで貸し切りで利用することができます。6時半からはチェックアウトまでは男女別の浴場として利用できます。温泉は自家源泉の里枝温泉で、無色透明です。 チェックイン時のお菓子はスタッフの手作りということで、囲炉裏のある共有スペースでいただきました。またそこにある手作りの果実酒もふるまっていただけます。 食事は食事処で、時間は30分単位でで選ぶことができました。調理風景の見えるカウンター席を選びました。夕食は醤油懐石で、最初に出されるお品書きは「酒、菜、島、鮮、醤、肴、酢、汁、飯、甘」の漢字のみが記されていて、説明と一緒に一品ずつ提供されます。小豆島の食材とお醤油を存分に味わえるよう工夫されています。 朝食は掘りごたつ式の席で、ジュースから香の物まで手作りのおいしいものでした。ごはんは土鍋炊きでおいしかったのですが、食べきれなかったら、チェックアウト時におにぎりにしていただきました。チェックイン13時、アウト10時、高級というよりは温かいもてなしの宿です。 香川県小豆郡小豆島町苗羽甲2011 Tel.0879-82-0086 |
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湯布院温泉「山のホテル夢想園」です。5本の自家源泉を持ち由布岳を望む高台の宿。建物はフロントのある本館、別館湯山亭と新館弘法亭離れ、食事処、売店、露天風呂、家族風呂が敷地内に点在しています。お風呂は宿泊者専用の男女別内湯が本館にあり、家族風呂が二箇所、家族露天風呂が二箇所、男性露天風呂、女性露天風呂が二箇所あります。家族風呂は空いていれば利用できます。日帰り入浴はチェックイン時間の15時には終了しているので全部のお風呂に入ることができました。夜は安全上の観点から22時まで、朝は夜明けから利用できます。無色透明な湯で訪れた日は気温が低かったので露天風呂は高めの温度調節に感じました。宿泊したのはリビングと和室、寝室、バストイレのある和洋室「扇の間」です。和室には炬燵がありました。お茶請けは柚子を煮たお菓子でした。食事は本館の宿泊だったので朝夕とも食事処「胡桃屋」です。仕切られた席で周りを気にすることもありませんでした。月替わりの献立で工夫された会席料理が一品ずつ運ばれてきます。朝食の牛そぼろが気に入り買ってしまいました(笑)。チェックアウトは11時でのんびりできます。 大分県由布市湯布院町川南1251−1 Tel.0977-84-2171 |
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九酔渓温泉「二匹の鬼」は色々なお部屋を選べる宿。5部屋ある「桂の秀」に宿泊しました。受付でチェックインをし、部屋の名前の書かれた駐車場に車を移動します。桂の秀は受付の向かい側の坂を上ったところにある横長の建物で、部屋それぞれに玄関があり独立した印象です。大正ロマン調というコンセプトで、窓にはランプが二つ灯され、九酔渓を望むように椅子が並べられていました。お茶請けは「鬼の目にも涙」というレーズンサンドクッキーで冷蔵庫に入っています(桂茶屋で購入可能、注文しておくとチェックアウト時に受け取ることができるそうです)。また冷蔵庫内の飲み物はサービスということでした。桂の秀5部屋専用の露天風呂が二箇所あり、空いていればいつでも入ることができます。岩風呂で、半露天といった感じで壁と岩に囲まれているので景色は望めません。源泉は二匹の鬼になっていました。 この他家族風呂が5箇所、男女別露天風呂があり、家族風呂は部屋の鍵と一緒についている鍵で開けて入浴します。入った後は内鍵を忘れずにかける必要があります。露天風呂は冬季はお湯を入れていないということで見学のみしてきました。家族風呂は離れやロッジの宿泊客も利用するので混むかと思ったのですが、そうでもありませんでした。ここからの眺めはなかなか。手を加えていないという褐色の濁り湯は浴槽の大きさによって変化しますが、よく温まります。こちらの源泉は桂茶屋になっていましたが、近くでもあり大きな違いは私にはわかりませんでした。 食事は受付のある建物「風の音」でいただきます。朝夕とも同じ場所で、食事時間も決まっていて、その時間に出掛けます。女性料理長が作る創作料理はあらかじめ選ぶことができます。少し控えめな白樺の膳にしましたが、自家製こんにゃく、もち豚の豆乳しゃぶしゃぶなどどれも上品な味付けでおいしかったです。朝食も満足できました。朝はコーヒーのサービスがありました。 大分県玖珠郡九重町田野田野947−5 Tel.0973-79-2144 |
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明礬温泉「岡本屋旅館」は創業明治8年、その前から明礬地獄で湯の花造りも続けています。駐車場に車を停めて向かった玄関はわりと新しく、そこから階段を登ったところにフロントと旧玄関だったと思われる出入口があります。そこから明礬地獄や岡本屋売店に歩いて行くことができます。お部屋は和室で、露天風呂付きの部屋もあるとのことでした。 お風呂はフロントのある階から違う階段を降りて向かいます。内湯は檜風呂と岩風呂があり、扉の外の階段を降りると庭園露天風呂があります。青く白濁した湯があふれています。冬はざぼんが浮かんでいて癒されます。飲泉も可能。男女入れ替えがないのがちょっと残念、男性の露天風呂の評判がいいので入ってみたかったです。 食事は朝夕とも明礬橋と別府湾を望む眺めの良い食事処でいただきます。テーブル席で、夕食はお品書きに沿って最初に説明があります。食前酒、小鉢、地獄蒸し温菜、お造り、鴨鍋、牛肉の地獄蒸ししゃぶ、鰆の若狭焼き、里芋万十、ごはん(山香米)、香の物、クロメの赤だし、地獄蒸しプリンというラインナップで地元の食材と地獄を利用したメニュー。スピードもよくお腹いっぱいでした。地ビールもいただけます。朝食も同じ席で、味噌汁の代わりは大分名物だんご汁でした。サラダ、茶碗蒸し、焼き魚、小鉢などこちらもおいしくいただきました。 宿泊すると関連施設の明礬地獄の入場券、岡本屋売店の地獄蒸し玉子の引換券がいただけ、明礬山の湯の家族風呂も利用できます。 大分県別府市明礬4組 Tel.0977-66-3228 |
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「石山離宮五足のくつ」は天草にある温泉だけでなく空間を楽しむことのできる宿。ヴィッラA、B、Cがあり、すべてコンセプトの異なる離れ形式になっています。それぞれに露天風呂があり、その露天風呂が温泉。今回はOld天草をコンセプトにしたヴィッラAに宿泊したので、温泉は下田温泉でした(ヴィッラCのみ独自源泉だそうです)。いつでも好きな時に入浴できます。宿泊したA−1の露天風呂は石組みでした。このA−1はヴィッラ
A/Bゾーンの一番奥にあります。建物の外観は和風で、玄関を入るとアジアンリゾート風のリビングがあり、キングサイズのベッド、クローゼット、バスなどがあり、案内の時以外はプライベート空間。お茶請けはオーナーのお母様手作りのよもぎ団子でした。 食事は個室形式の「邪宗門」でいただきます。天草の幸を生かした懐石料理で、食事の開始時間は自由に選べます。朝食も同じ部屋でいただきました。コレジオと呼ばれる建物はヴィッラAとBのレセプション、ライブラリー、バーがあり、オリジナルカクテルなどもいただけます。チェックインは15時アウトは11時です。 太夫バージョンはこちら 熊本県天草市下田北2237 Tel.0969-45-3633 |
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妙見温泉「妙見石原荘」は広い敷地に自噴する豊富な自家源泉の宿。高温の温泉を熱交換を使って空気に触れることなく新鮮なまま入れるように工夫されています。建物は本館と新館の石蔵、お風呂は自噴しているところからできるだけ近くということで敷地内に点在しています。玄関から一番遠くにある混浴露天風呂椋の木は脱衣所から下ったところ、川のそばに岩造りの浴槽があります。名前の通り大きな椋の木があり、泡付き抜群の湯。大浴場と貸し切り露天風呂は天降殿という浴場棟にあり、椋の木露天風呂に向かう途中になります。途中には足湯や飲泉所があり、棟内のリラックススペースにはお水やフルーツ紅茶、朝はコーヒーのサービスもあります。廊下の壁には今日の温泉の状況が掲示してありました。内湯はアートな壁面から湯が注がれ、広いガラス窓の外には天降川とその対岸が望めます。アメニティも充実していました。貸し切り露天風呂は無料の七実の湯と有料の睦実の湯があり、いずれも30分、フロントで申し込みをしておくと電話で連絡をいただけ、鍵をかけて入ります。あがった後は備え付けの電話で連絡をします。七実の湯は檜造りの浴槽で、日帰りの時間には女性用露天風呂として使われているそうです。お風呂はチェックインから24時まで(大浴場のみ23時まで)、朝は6時から利用できます。 チェックイン後ロビーで熊本名物しろくまが出ました。今回は本館のお部屋を利用しました。エレベーターに係の方は乗らなかったのに2階で扉が開くと待っていました(3階の時はダッシュなのでしょうか?)。和室と洋室の二間で、バスもついていますがこちらは温泉ではありません。冷蔵庫には石原荘コンビニとして缶ビールやジュースが入っていて、無くなったら補充もしてくれます。清算はチェックアウト時伝票を持参します。挽いたコーヒー豆もあり、案内後のお茶は自分で入れますが、水がいいのでおいしかったです。季節柄か冷蔵庫には冷茶も準備されていました。 食事は石蔵にある個室の食事処です。古いものをアレンジして作られた仕切りは部屋ごとに雰囲気が変わり、夜と朝は違うところに案内してもらえるようです。泊まった時の夕食は文月のおもてなし。前菜、天ぷら、お造り、蒸物、焼物などどれも上品で工夫されたものでした。食材は鹿児島産、器もすてきでした。メインはすっぽん鍋で、すっぽんは初めて食べました。ワインを頼んだ時リストの中から料理に合わせて勧めていただき、担当は若い男性でしたがちゃんとしているなと感心しました。朝食は部屋ごとに時間に合わせて準備される釜炊きのご飯、手作り豆腐やヨーグルトもおいしかったです。 チェックイン14時、アウト11時とのんびりできました。 鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4376 Tel.0995-77-2111 |
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