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                    2014年1月7日更新

今最も面白い。心技体の全てが必要。
山スキー編
1)針の木雪渓
頂上からのルンゼ滑降が面白い。コース取りが正しくないと頂 上に行き着けない。滑降技術もさることながら登りのルートセ ンスも要求される。ここは晴れたら雪の腐りが半端ではないの で早朝4:00出発くらいが望ましい。GWのころは入山者が多 いが、毎年どこかにもの凄いデブリがあるので決して安全な場 所ではない事を肝に銘じよう。

2)伯耆大山別山沢
その標高差からショートルートが多い大山であるが、滑降自体 はやさしくない。稜線からのエントリーになるので登山者のギ ャラリーが多い。格好良く滑りたい。

3)伯耆大山八合沢
山スキーの登行、滑降能力は雪面状況によって大きく変わ る。雪が悪い場合のサブプランの実行例。

4)伯耆大山七合沢
5)御岳
豪雪地帯は天気が悪くてしょっちゅう雪が降るから雪が多い。 天候に恵まれない時のサブプランの実行例。

九州アルパイン?北アルプスばかりが憧れの 山ではない。
山編
1)阿蘇根子岳
九州のアルパイン、阿蘇根子岳。年々変化しているようだが2 007時点でルートに劇的な変化は無かった。5峰下のトラバ ースはかろうじてあった草付きが完全にはがれて通過が難し くなった。7峰側面の草付もはがれて登りが難しくなった。最 近、通行人が多くなったせいだろうか?ヤカタガウドのメガネ 岩は崩落して穴が1個減った。

沢編
1)センスジ谷
2)スリウス谷
祖母周辺を徹底的に攻めたが台風被害で下山道が荒れたと ころも一部でている。尾平トンネルの林道は車両も人も通行止 めだが登山には支障なし。祖母周辺の沢で最も荒れたのは 自分が知る限りではセンスジ谷だろう。道路、沢の情報は登 山口の山荘を運営するさるNPOの掲示板に写真つきで投稿し たが全て削除された。経過を見ていたら地元の土木関係と利 害関係がある様で、自分以外にもこの周辺の具体的な情報 は全て削除されていた。削除前に必ず侮辱する匿名のチクリ 投稿がはいる。訴訟ものだと注意したらその部分だけが今で も申し訳程度に残っている。

林道をカッ飛ばす為の道具はこちら。使いこな すには技術と体力が必要です。
移動の道具編
1)山スキー
雪の上を滑走、滑降する道具だが、ロングルートでは”移動の 道具”になる。山スキーは移動やラッセルの道具としてむかし からあったものだが機能を生かした使い方をしないと(できな いと)ただの重たい物体と化す。ボードは登りで背負わなけれ ばならないしスノーシューが必要になるが、山スキーは履いた まま登れて下りで余計な荷物を背負う必要がない。

2)MTB
ゆるい傾斜の長丁場(林道)で出番が多い。後ろに引き戻され る力に対抗してこがなければならないので登りは歩きよりきつ い。未舗装の林道や荒地を飛ばすにはWサスがよく、サスの ストロークは長いほうがいいが値段は比例して高くなる。下り では長時間ブレーキをかけっぱなしだし、Wサスと言えども走 行時の振動はもの凄い。フレームサイズは身長にあったもの を選ぶ。買った後は効率よく走る為にセットアップする。ゆるい 階段だったら下れる。


長距離の移動には車中泊。
長距離移動のハウツー編
1)車
車中泊に必要な車とは何か。大型で天井高が高ければ快適だ が燃費が悪く、操舵や取り回しが悪いという矛盾。天井高は80c m以下では頭がつかえる。足を伸ばして寝られる前後長と段差 のないフラットな床面も必要。セダンタイプは候補から外れる。無 理に使えばエコノミー症候群になりかねない。1ボックス、2ボック スならいける。ワゴン、ハッチバック車は乗用車感覚で運転でき て積載量も大きいが天井高が稼げない。車は最強のシェルター であるが、エンジンをかけなければ冬寒く夏暑いのはテントと同 じ。スペース確保や居住性向上に対処法がいろいろあって効果 的な方法を試すのは楽しい。

2)パソコン、無線LAN
自宅を一歩出れば情報から隔絶した目先の現実世界だけにな る。1〜2日ならいいが長期にわたればきつい。全国いたるところ にある道の駅は無料で24時間利用できるフリースポットがある ので無線付きのパソコンがあればWEB閲覧による情報収集やメ ール送受信が可能になる。最近増えているWi-Fiは、使用できる エリアが街中しかない。

山で寝る為のシェルターの条件。
生活技術編
1)テント
大きめなら居住性良く快適だが、持って歩くには重いので快適で はないという矛盾。アプローチが短ければ使ってもいいかもです。 2007年使用実績ゼロ。どういう事態であろうが、キャンプ指定地 以外に設営しないのは常識。設営したら管理料金を払いましょ う。水が得にくい稜線では小屋から水を分けてもらう。

2)ツエルト
自分が使うのはもっぱらこれ。冬山でも使う。テントとして使うなら 表記より1人分大きめが快適。耐風性能はほとんど無いから冬山 では森林限界まで。昔の屋根型テントなので快適性を確保する にはコツがいる。細引きはケブラーの2mmを使うと強度が出るし マイクロ自在の併用で嵩を小さく出来る。生地は完全防水地なの で内壁は結露して触ると濡れるしスコールでは雨がもれる。ポー ルはまず持たない。片側、あわよくば両側に立ち木があればすぐ 張れる。無いときは棒切れをさがす。ストックも使えるがベースキ ャンプにするとストックがつかえない。今期通気性のあるファイント ラックのツエルトを投入。

3)山小屋(営業)
1泊2食で9000円が相場になった。装備を減らす以外にメリット なし。同じ値段で下へ行くほど待遇、設備はよくなる。場所によっ ては温泉つき。予約は普通要らない。早朝出発するなら前日に 弁当を予約して夜中にモソモソと食べる。朝食は6:00、夕食は 5:30くらいから。人が多いと何班かに分かれる。部屋の指定は あっても寝る場所は決まっていないから早く着いたら窓際に陣取 って換気権をとる。標高が高くて目一杯人間がいて酸欠気味にな るのに必ず窓しめるオヤジがいる。最近の山小屋はサッシです よ。

4)山小屋(無人)
冬の北アルプスではかなりの小屋が冬季小屋を開放している。 北アルプス以外の山域ではケースバイケース。大体は侵入され ないよう厳重に閉じられている。囲いとトイレ以外は何もないから テント泊に準じた装備が必要である。冬季開放はオーナーの善 意であるから、利用したら下山後に料金を送付すること。上をアイ ゼンで歩き回って屋根に穴をあけないこと。小屋が埋まるくらい雪 が積もると入り口がわからなくなる。経験の無いところは計画に 組み込まないこと。

5)雪洞
ツエルトよりもっと不完全なのがこれ。残雪期まで。積雪は2m以 上必要。それ以下なら横穴式はだめで縦穴式か半雪洞。場所選 びも重要。傾斜も急すぎずゆるすぎず。完成までに2時間はかか るので重労働である。雪はブロックで切り出しスコップに乗せない と効率よく掘り出せない。堀ったあとは入り口のフタとしてツエル ト、中に防水シートを敷く。完成してしまえば最強の耐風性を持 つ。外がどんなに荒れ狂おうが関係なし。ルートを外さないと踏み 抜かれる可能性がある。時間がたつと天井が目に見えて下が る。ローソク1本でも1人用なら中の気温はプラスになるし非常に 明るい。

6)日帰り
1泊以上が必要なコースを日帰りする、究極。幕営用具なしで登 れば重たい装備や高い宿泊費をエスケープできる。日帰り射程 では行動範囲が限られるし暗いなかでの行動時間が長くなるの で山を楽しむ観点からはおすおすめできない。通いなれた山域な らいいかも。トレールランニングやMTB、スキーの活用といった機 動力を発揮する技術や道具が必要になる。

山の食料は軽薄短小が理想です。
食料編
1)朝食・夕食
昔も今も主食はジフィーズで決まり。車中泊でも良く使う。沸騰し た湯を袋に入れ、10分くらいしたら出来上がり。袋が広口なので そのまま食べられる。コッヘルや食器が不要なのがいい。冬山で もガスのミニ缶1個で2泊3日を可能にする攻撃的な食料だ。保管 時の賞味期限切れに注意するのと初めてのときは味見してから 山に持込むべし。

2)行動食・昼食
常用はゼリー飲料の朝バナナ。すばやく摂れる。スピード命な場 所では携行必須。1食194Kカロリー。食欲が減退する高山、体 力消耗時のエネルギー補給に効果大。大手コンビニ、スーパー で入手可能。
最近多用しているのがゼリー飲料のアミノバイタルスーパースポ ーツ。1食100Kカロリー。粉末のスティックには無いクエン酸が1 200mg配合されているので疲労回復に即効性がある。値段が 高いのでネットで大量買いすれば単価を安くできる。ゼリー飲料 は重いが同時に水分を取れる利点がある。
ゼリー飲料だけでは腹持ちが悪く、空腹感に悩まされるので固形 食も必要。コンビニでおにぎりかSOY JOYを買って必ず持つ。非 常食にも。

自然破壊を自覚しましょう。
ゴミ編
1)祖母九合小屋うるしわ谷源頭部
見えないのをいいことにゴミ捨て放題で富士山を除けば日本一汚 い処だろう。ここ以外にも黒金尾根の稜線近くもすごい状態だ。 自分は山でゴミ拾いをよくするが、ここのは次元を超えている。団 体で清掃登山でもしないと排除できない量だ。

登山道編
1)別府扇山
全国からみれば超マイナーな山だが、地元別府では知らぬ人は いない超メジャーな山である。自衛隊駐屯地からのコースはオー バーユースで登山道がえぐれ初めている。最近スパイクシューズ の跡をよく目にする。下山時のスリップ防止が目的と思われるが 自粛するべきだろう。