ここでは、男性に多い脱毛症の原因と対策とその内容を解説しています。
AGA
AGA(男性型脱毛症)とは、「Andro Genetic Alopecia」の略で
、男性型脱毛症のことです。壮年性脱毛症とも言われます。
AGAは、思春期以降に見られる脱毛症状で、男性の脱毛症の90%以上がAGAが原因と考えられています。
早い人では10〜20代で発症し、40代以降では3人に一人が発症すると言われています。
AGAによる薄毛の特徴は、まずは、頭頂部や前頭部生え際の部分から薄毛の進行が始まり、時間とともにその範囲が広がっていきます。
AGA(男性型脱毛症)のメカニズムは殆ど解明されていますのでAGA対策を講じることで症状を改善したり発症を遅らせることができます。
また、睡眠不足や運動不足、喫煙、ストレスフルな生活などは、AGAを加速させることがわかっていますので、生活習慣にも注意する必要があります。
参考:育毛に良い生活習慣
参考:生え際の育毛対策
円形脱毛症
円形脱毛症は、突然10円玉程度の大きさの範囲で脱毛が起こってしまう脱毛症です。
遺伝性もあると考えられていますが、老若男女問わず、どんな人でも発症する可能性
があると考えられています。
自己免疫疾患や強いストレス、アレルギーなどが原因と考えられて
います。
自己免疫疾患とは、外部からの侵入物を攻撃する免疫系機能に異常が生じるもので、円形脱毛症は、毛母細胞を誤って異物としてとらえて攻撃し、その結果、毛母細胞が損傷を受けて脱毛すると
考えられています。
自己免疫疾患も精神的ストレスや遺伝が原因の一つと考えられていますので、程度の軽いものであれば、自然治癒することもあります。
できるだけ、ストレスを貯め込まず、運動や趣味などで発散することが重要です。
脂漏性脱毛症
脂漏性(しろうせい)脱毛症とは、
自律神経のバランスを崩すなどで頭皮から分泌される皮脂が過剰となり、皮脂が毛穴を塞いで常在菌が異常繁殖し、炎症や湿疹などを起こして脱毛が進行する脱毛症のことです。
性別や年齢に関係なく発症します。
揚げ物など、脂っこい食事を好む人は、脂質を多く摂りすぎていることから、脂漏性脱毛症を招く恐れがあります。
また、皮脂を取り除こうと過度なシャンプーをするのよくありません。
刺激の強いシャンプーを使うとかえって悪化しますので、刺激が少なく頭皮に優しいアミノ酸系の洗浄成分を配合したシャンプーなどを使用してしっかりシャンプーをするなど頭皮のケアを見直すことが必要です。
批糠性脱毛症
批糠性(ひこうせい)脱毛症とは、乾燥したフケが大量に発生し、それが毛穴を塞いで皮膚常在菌(マラセチア菌)が異常繁殖し、痒みや炎症を起こして髪の毛の成長
が阻害されて発症する脱毛症のことです。
洗浄力の強すぎるシャンプーや整髪料が原因の場合もあるほか、偏食や運動不足、その他ホルモンバランスの乱れなども原因になると考えられています。
これも、脂漏性(しろうせい)脱毛症と同じで、フケや角質を取り去ろうとシャンプー等で過度に洗髪するのはNGです。刺激が少なく頭皮に優しいシャンプーを使用するなど頭皮のケアを見直すことも必要です。
参考:女性の薄毛の原因と対策
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