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毛乳頭細胞と毛母細胞の働き


ここでは、毛乳頭細胞と毛母細胞の働きについて解説しています。

毛乳頭細胞の働き

毛乳頭細胞は、髪の毛の付け根部分に位置する毛乳頭に存在する細胞です。

毛細血管を通して運ばれてきた血液中の酸素や栄養素を受け取り、髪を製造する毛母細胞に対して栄養や発毛指令・脱毛指令を送る言わば発毛・脱毛の司令塔のような機関です。

髪の毛の構造(毛乳頭細胞と毛母細胞)

健康な髪の毛の場合は、ヘアサイクルも正常で、毛乳頭細胞は栄養と発毛指令を毛母細胞に送り続けます。

しかし、例えばAGAを発症すると毛乳頭細胞は発毛指令ではなく脱毛指令を出すことになります。

毛細血管を通して毛乳頭に運ばれてきたテストステロン(男性ホルモン)が毛乳頭でDHTに変換され、DHTが毛乳頭に存在する男性ホルモン 受容体と結合すると、脱毛因子TGF-βが毛母細胞に送られます。

そして、毛母細胞がこのシグナルを受け取ると、分裂・増殖を抑制して、成長期の毛髪が退行期に移行します。

参考:AGAの仕組み

このように、シグナルと栄養を毛母細胞に送って発毛・脱毛をコントロールしているのが毛乳頭細胞です。

毛母細胞の働き

毛母細胞は、毛乳頭細胞から受け取った指令や栄養をもとに、髪を製造したり、髪の製造を停止したりする機関です。

ヘアサイクルの成長期は、毛母細胞の細胞分裂が活発になり、分裂した細胞は 角質化して毛髪を形成しながら頭皮の上へ上へと押し上げられていきます。

髪の毛は角質化した毛母細胞の集まりそのものです。

一方、毛乳頭から脱毛指令を受け取ると、毛母細胞は髪の毛の製造をストップして休止状態に入ります。そして髪の毛はヘアサイクルの退行期へとシフトします。

あくまでも休止状態で死滅している訳ではないので休止している原因が取り除かれると髪の毛の製造活動を再開します。

また、毛母細胞は、髪の毛に色を付ける働きもあり、角化する段階で毛母細胞の周辺に存在するメラノサイトという機関からメラニン色素を受け取り、髪の毛に色を付けます。

従って、メラノサイトの働きが弱くなったり、毛母細胞の着色能力が落ちると白髪になるリスクが高くなります。

このように毛乳頭細胞と毛母細胞は連携して髪の毛の発毛・脱毛や色をコントロールしています。

尚、毛乳頭細胞も毛母細胞もいつまでも活発に働き続けるわけではありません。

他の細胞と同じように老化で働きが弱くなりますので、老化とともに髪の毛が少なくなったり細くなったりすることは仕方のないことです。

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