プラセンタ

プラセンタ（placenta）とは日本語で母親と赤ちゃんをつなぐ「胎盤」という意味です。

プラセンタにはホルモンのバランスを整えたり、基礎代謝を向上させる働きがあるため、育毛に良い影響を及ぼすのではないかと考えられています。

プラセンタは、女性の健康と美容関係・アンチエイジングの分野で絶大な人気がありますが、

○育毛を阻害する男性ホルモンの過剰分泌を抑える働き
○新陳代謝を促進することで毛母細胞の代謝をよくする
○毛細血管の血行を良くする
○ホルモンのバランスを整える

といった働きがあることから、男性・女性を問わず毛髪の再生医療でも活用されています。

特にプラセンタに含まれる成長因子の一つであるFGFの一つであるFGF-7は別名KGFと呼ばれている因子で発毛促進因子とも言われています。

FGF-7を直接頭皮に塗ることで発毛が確認されるといった論文などはまだないようですが、単純塗布による数少ない臨床実験で効果を確認できているものもあるようです。

FGF-7は、毛乳頭細胞から産生され、毛母細胞に作用して毛母細胞の増殖、分裂を促すことで毛髪成長を促す作用があると解釈されているところから、育毛・発毛に関しても効果が期待できるのではないかと注目されています。

最近では、プラセンタに配合されているこれらの成長因子を配合した育毛剤も見受けられるようになってきていますが、プラセンタサプリメントなどの服用による育毛の促進にも期待が高まってきています。

尚、髪の成長因子を産生させ、毛乳頭細胞そのものを増殖させる働きがあると考えられているものにミノキシジルというものがあります。

ミノキシジルはリアップなどの商品名で薬局でも販売されています。

参考：ミノキシジルの効果と副作用